はじめに
- 本記事では、UiPath Processes(Process Launcher)を紹介します。
- 記事の内容は、個人の見解または確認結果であり、UiPath の公式見解ではありません。
- 製品仕様や参考画像は 23.10 バージョンのもので構成しています。
UiPath Processes(Process Launcher)とは
UiPath Processes(Process Launcher)は公式ガイドの案内が上記のみで情報が少ないため、以降の記載内容は推測が多分に含まれる点ご了承ください。
本製品は、業務ユーザーの無人プロセス(UR)の実行・結果照会をサポートするサービスです。
Action Center という『人』と『ロボット』が協働するための製品があり、ロボットを起動するためのインターフェースが UiPath Processes になります。
人の操作が必要な場面では UiPath Actions というサービスを利用します。
Orchestrator のプロセス画面からも無人プロセス(UR)の実行はできますが、実行対象のプロセス一覧に辿りつくまでに Orchestrator へのアクセス > 対象フォルダのクリック > 「プロセス」ボタンをクリックする必要があります。
URLについても、テナントやフォルダを id で指定しなくてはならないため、フォルダ分けをしている場合、ショートカットURLのシンプルな配布等ができません。
UiPath Processes の場合、対象テナントのURLにアクセスするだけで、自身が実行可能なプロセスをフォルダーを跨いで確認できます。
https://cloud.uipath.com/{組織ID}/DefaultTenant/processes_/home
製品詳細
UiPath Processes のトップ画面には自身が実行可能なプロセス(※)がすべて表示されます。
※:Orchestrator で割り当てられたフォルダーに登録のあるプロセス
ロボットの実行には、対象プロセスがデプロイされたフォルダに、無人実行用のマシンが割り当てられている必要があります。
※※ このマシンには Cloud Robot - Serverless(クラウドロボット - サーバレス)を指定・利用することもできます! → URライセンスがなくとも、無償ライセンスでも利用可能です! ※※
ロボットの実行手順
画面左上の検索欄から実行対象のプロセスを検索します。
プロセスの開始方法は
対象プロセスのタイルの右下に表示される「➤」ボタンのクリック
または
対象プロセスのタイルを選択した先の画面右上の「プロセスを実行」ボタンのクリックです。
引数を持つプロセスであれば、実行前に引数の指定パネルが画面右側に表示されます。
実行結果の確認手順
確認対象プロセスのタイルの右下に表示される目のアイコンをクリック
実行履歴の一覧が表示されます。
対象ジョブのレコードの右端の目アイコンまたは三点リーダーからジョブの詳細を確認できます。
その他、備考
Apps で作成したアプリについては、対象フォルダにデプロイしても UiPath Processes のトップ画面には出てきませんでした。(Apps で作成したアプリは Assistant 上には表示されます。)
さいごに
冒頭お伝えした様に、AR・URは問わず、アクセス可能なプロセスがすべて表示されるので、実行できないものが混ざることを気にされる場合、テナントをUR用に分けていただくのをお勧めします。
UiPath Processes と UiPath Actions を使えば、
端末に UiPath Assistant(Robot)のインストールがなくとも
Automation Cloud にアカウントがあれば"人の手作業を含めたロボット処理"が可能です。
企業や団体で、ローコストで広くオートメーションの利用を促すにはもってこいのサービスかとおもいます。
最後までお読みいただきありがとうございますm(_ _)m