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【UiPath】Studio Web App × Data Service 実装方法メモ

Last updated at Posted at 2025-07-16

はじめに

  • 本記事は、Studio Web App での Data Service 操作方法を扱います。
  • 記事の内容は、個人の見解または確認結果であり、UiPath の公式見解ではありません。
  • 製品仕様や参考画像は2025年7月15日時点のもので構成しています。

Data Service * 表 * 参照

Tableコントロールを配置し、イベントタブの「ワークフローファイルを定義」をクリックします。

DB参照2.JPG

参照したいテーブルを選択します。
(「Query Entity Records」アクティビティが初期配置されており、出力プロパティは非活性で任意のテーブル変数等は指定できない様になっています。)

DB参照3.JPG

テーブルを選択した後、Tableコントロールの全般タブには、参照するテーブルの各フィールドがプロパティにセットされます。
※ソースの値は『カラム名』です。

DB参照1.JPG

(アプリを起動した際の表示例)
DB参照0.JPG

クエリのフィルターを設定することで、表に出力するレコードを制御できます。

DB参照5.JPG

(フィルタービルダーの画面イメージ)
DB参照6.JPG

💡アプリの変数はアプリプロジェクト>右クリックから作成できます。

DB参照7.JPG

Data Service * 表(編集グリッド) * 編集

EditGridコントロールを配置し、全般タブの「ワークフローを作成」をクリックします。
(ワークフローは先述のTableコントロールのものと同じため解説は省略します。)

DB編集0.JPG

行選択時のイベント

行選択時の値補完用にテキストボックスを2つ配置し、既定のテキストのソースに変数を作成・設定します。

DB編集4.JPG

イベントタブの「行の選択時」の「ワークフローファイルを定義」をクリックします。

DB編集1.JPG

ワークフローでは、変数に選択行の値を設定します。

DB編集2.JPG

(設定例)
変数:AppVariable.str_Bikou
設定する値:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Bikou

(アプリを起動した際の表示例)
DB編集3.JPG

行変更時のイベント

イベントタブの「行の変更時」の「ワークフローファイルを定義」をクリックします。
ワークフローには「エンティティレコードを更新」アクティビティを配置し、次の様に設定します。

DB編集5.JPG

(設定例)
Entity:対象テーブルを選択
レコードID:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Id
Bikou:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Bikou
Name:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Name
Yobi01:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Yobi01

「レコードビュー」に切り替えることで、全フィールドの作成・更新も可能です。

レコード単位で更新.png

行の追加時のイベント

イベントタブの「行の追加時」の「ワークフローファイルを定義」をクリックします。
ワークフローには「エンティティレコードを作成」アクティビティを配置し、次の様に設定します。

DB編集6.JPG

(設定例)
Entity:対象テーブルを選択
Bikou:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Bikou
Name:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Name
Yobi01:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Yobi01

行の削除時のイベント

イベントタブの「行の削除時」の「ワークフローファイルを定義」をクリックします。
ワークフローには「エンティティレコードを削除」アクティビティを配置し、次の様に設定します。

DB編集7.JPG

(設定例)
Entity:対象テーブルを選択
レコードID:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Id

表の出力 * 動的変更

2025年7月15日時点の挙動を見る限り、任意フィールドの動的変更はできない様に見受けられます。
(コントロールのプロパティで表示カラムを固定で設定するため、初期レンダリング時のみしか表示が更新されないと想像)

表を2つ用意し、表コントロールのVisibleを制御する実装方法を以下に記載します。
まず、Bool型の表示制御用変数(※)を作成し、表コントロールの非表示オプション欄に指定します。
※:Mainページの読み込み時のワークフローで既定のFalseを設定します。

DB編集9.JPG

表示列を変更するためのボタンなどを配置し、ワークフローでBool型の表示制御用変数のTrue/Falseを設定します。

DB編集10.JPG

(表示列を切り替えた際の表示例)
DB編集8.JPG

表コントロールではなく、列フィールド自体にもVisible制御のオプションはありますが、こちらを更新しても表の出力内容は変わりません。ログ上でエラーを確認できるため、品質問題があるか現時点では機能対応していない可能性が高いです。

DB編集11.JPG

さいごに

いかがでしたでしょうか。
わたしの環境の問題(ヨーロッパリージョン)か、コントロールに値が反映されるまでの速度の遅さが気になりましたが、UiPath Apps のイベントと比較すると、アクティビティの設定も直感的で実装は容易でした!
最後までお読みいただきありがとうございます(・ω・)ノ

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