はじめに
- 本記事は、Studio Web App での Data Service 操作方法を扱います。
- 記事の内容は、個人の見解または確認結果であり、UiPath の公式見解ではありません。
- 製品仕様や参考画像は2025年7月15日時点のもので構成しています。
Data Service * 表 * 参照
Tableコントロールを配置し、イベントタブの「ワークフローファイルを定義」をクリックします。
参照したいテーブルを選択します。
(「Query Entity Records」アクティビティが初期配置されており、出力プロパティは非活性で任意のテーブル変数等は指定できない様になっています。)
テーブルを選択した後、Tableコントロールの全般タブには、参照するテーブルの各フィールドがプロパティにセットされます。
(※ソースの値は『カラム名』です。)
Data Service * 表(編集グリッド) * 編集
EditGridコントロールを配置し、全般タブの「ワークフローを作成」をクリックします。
(ワークフローは先述のTableコントロールのものと同じため解説は省略します。)
行選択時のイベント
行選択時の値補完用にテキストボックスを2つ配置し、既定のテキストのソースに変数を作成・設定します。
イベントタブの「行の選択時」の「ワークフローファイルを定義」をクリックします。
ワークフローでは、変数に選択行の値を設定します。
(設定例)
変数:AppVariable.str_Bikou
設定する値:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Bikou
行変更時のイベント
イベントタブの「行の変更時」の「ワークフローファイルを定義」をクリックします。
ワークフローには「エンティティレコードを更新」アクティビティを配置し、次の様に設定します。
(設定例)
Entity:対象テーブルを選択
レコードID:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Id
Bikou:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Bikou
Name:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Name
Yobi01:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Yobi01
行の追加時のイベント
イベントタブの「行の追加時」の「ワークフローファイルを定義」をクリックします。
ワークフローには「エンティティレコードを作成」アクティビティを配置し、次の様に設定します。
(設定例)
Entity:対象テーブルを選択
Bikou:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Bikou
Name:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Name
Yobi01:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Yobi01
行の削除時のイベント
イベントタブの「行の削除時」の「ワークフローファイルを定義」をクリックします。
ワークフローには「エンティティレコードを削除」アクティビティを配置し、次の様に設定します。
(設定例)
Entity:対象テーブルを選択
レコードID:Controls.MainPage.EditGrid.SelectedItem.Id
表の出力 * 動的変更
2025年7月15日時点の挙動を見る限り、任意フィールドの動的変更はできない様に見受けられます。
(コントロールのプロパティで表示カラムを固定で設定するため、初期レンダリング時のみしか表示が更新されないと想像)
表を2つ用意し、表コントロールのVisibleを制御する実装方法を以下に記載します。
まず、Bool型の表示制御用変数(※)を作成し、表コントロールの非表示オプション欄に指定します。
※:Mainページの読み込み時のワークフローで既定のFalseを設定します。
表示列を変更するためのボタンなどを配置し、ワークフローでBool型の表示制御用変数のTrue/Falseを設定します。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
わたしの環境の問題(ヨーロッパリージョン)か、コントロールに値が反映されるまでの速度の遅さが気になりましたが、UiPath Apps のイベントと比較すると、アクティビティの設定も直感的で実装は容易でした!
最後までお読みいただきありがとうございます(・ω・)ノ