はじめに
- 本記事は、Studio Web Apps での Data Fabric 操作方法を扱います。
- 記事の内容は、個人の見解または確認結果であり、UiPath の公式見解ではありません。
- 製品仕様や参考画像は2025年9月10日時点のもので構成しています。
Data Fabric(Data Service) * 編集グリッド * プルダウン
編集グリッドに上図の様なドロップダウンリストを表示するには次の様な実装方法があります。
- ドロップダウン(コントロール)を配置し、DataSourceをバインドする
- リストソースオブジェクトを作成・バインドする
ドロップダウン * DataSource のバインド
ドロップダウンの配置・設定
ドロップダウンを配置し、「ワークフローを編集」よりDataFabricのエンティティを選択 > ドロップダウンリストに表示したい列名を指定します。
DataSource(Relationshipフィールド) のバインド
編集グリッドの対象列のプロパティで編集モードビューに「Dropdown」を選択し、リストのソースを次の様に記述します。
(記述例)
MainPage.Dropdown.DataSource
Relationshipフィールドについて
Data Fabricのフィールドの型に「Relationship」という項目があります。
こちらの項目では他のテーブルの任意フィールドを紐づけておくことができます。
DataSource(通常フィールド) のバインド
編集グリッドの対象列のプロパティで編集モードビューに「Dropdown」を選択し、リストのソースを次の様に記述します。
(記述例)
MainPage.Dropdown.DataSource.data.Select(Function (x) x.Name).ToListSource()
DataSourceをそのままバインドすると、プルダウン選択後に返却されるデータ型が編集グリッドの期待する型と合わず、セルの値が次の様になってしまいます。
[object Object]
リストソースオブジェクトのバインド
以下にテーブル変数をもちいたサンプル実装を記載します。
一時テーブルを作成
編集グリッドの対象列のプロパティで編集モードビューに「Dropdown」を選択し、リストのソースを次の様に記述します。
(記述例)
tmpDT.AsEnumerable.Select(function(x) x.Item(0).ToString + " " + x.Item(1).ToString).ToListSource
列欄を空にしておくことで、任意のSelect結果を表示することができます!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
本記事のTipは以下のフォーラムのDemoアプリを参考に書きました。
参考文献が少なく、結構沼にはまったので、これから実装する人の少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます(・ω・)ノ