UiPath Activities の機能改善(v20.10 → 22.10)
今秋(2023年10月28日)に延長サポートが切れるユーザーの皆様、夏休み前後でのバージョンアップに向けて情報整理の最中ではないでしょうか?
各バージョン毎の新機能紹介記事はあるものの、 v20.10 から v22.10 の纏まったものは見かけなかったため書きます。(以下のリンクは UiPath Assistant, Studio に関する同様の記事)
No. | 機能改善・変更内容 |
---|---|
1 | Excelアクティビティモダン(StudioXでのデフォルトアクティビティ)が Studio においてもデフォルトとなりました。 |
2 | [クリック / Click]や[文字を入力 / Type Into]、[キーボードショートカット / Keyboard Shortcut]などで、“検証”機能が追加・改善されました。 |
3 | UI自動化アクティビティの入力モードプロパティにオプションが追加されました。 |
4 | 表抽出が機能強化されました。(モダンデザイン)(詳細後述) |
5 | 繰り返しのコンテナアクティビティが機能強化されました。(詳細後述) |
6 | モダン版[属性を取得 / Get Attribute]が追加されました。 |
7 | [プロセスを開始]アクティビティで“同期モード”または“非同期モード”を選択できるようになりました。 |
8 | クリック (Click) アクティビティやホバー (Hover)アクティビティなどで、カーソル移動の動きを「Instant/Smooth」から選べるようになりました。 |
9 | [日付を変更]アクティビティが実装されました。 |
10 | [HTML コンテンツを作成 / Create HTML Content]アクティビティが実装されました。 |
11 | 条件分岐アクティビティが機能強化されました。(詳細後述) |
12 | [複数代入 / Multiple Assign]において、代入項目の入れ替えが可能になりました。 |
13 | Studioでのライブラリ作成の改善により、ライブラリの使用時にアクティビティがどのように表示されるかを構成するためのオプションが増えました。 |
14 | レコーディングが機能強化されました。(詳細後述) |
15 | [マウススクロール / Mouse Scroll]アクティビティが追加されました。 |
16 | マウススクロールのプロパティでKey Modifiers(修飾キー)が指定できるようになりました。 |
17 | Salesforce Lightningにおける自動化が強化されました。(詳細後述) |
18 | 要素を選択する際にマウスのスクロールで画面スクロールできるようになりました。 |
19 | リトライスコープ内の条件判定機能が強化されました。 |
20 | [アプリケーション/ブラウザーを使用]アクティビティが機能強化されました。(詳細後述) |
21 | セレクターの抽出ロジックに変更が入りました。(詳細後述) |
No.1
- Excelアクティビティモダン(StudioXでのデフォルトアクティビティ)が Studio においてもデフォルトとなりました。
- 従来のクラシックアクティビティを表示したい場合は、フィルターボタンより「クラシック アクティビティを表示」にチェックを入れてください。
No.2
- [クリック / Click]や[文字を入力 / Type Into]、[キーボードショートカット / Keyboard Shortcut]などで、“検証”機能が追加・改善されました。
- 対象となる要素の表示・非表示だけでなく、対象のテキストや見た目が変更されていないかを確認することができるようになりました。
No.3
- UI自動化アクティビティの入力モードプロパティにオプションが追加されました。
- Chromium API…Chromiumベースのブラウザーに有効
- バックグラウンド…UI自動化をバックグラウンドで※キーボードショートカットやスクリーンショットなど、バックグラウンドに対応していない特定のアクションでは実行中、一時的に画面表示されることがあります。
- 入力モードの詳細:https://docs.uipath.com/ja/studio/standalone/2022.10/user-guide/input-methods
No.4
-
表抽出が機能強化されました。(モダンデザイン)
-
以下のアップデートによりユーザーエクスペリエンスが向上し、より使いやすくなりました。
No.5
- 繰り返しのコンテナアクティビティが機能強化されました。
No.6
モダン版[属性を取得 / Get Attribute]が追加されました。
No.7
[プロセスを開始]アクティビティで“同期モード”または“非同期モード”を選択できるようになりました。
No.8
クリック (Click) アクティビティやホバー (Hover)アクティビティなどで、カーソル移動の動きを「Instant/Smooth」から選べるようになりました。
No.9
No.10
[HTML コンテンツを作成 / Create HTML Content]アクティビティが実装されました。
No.11
No.12
[複数代入 / Multiple Assign]において、代入項目の入れ替えが可能になりました。
No.13
- Studioでのライブラリ作成の改善により、ライブラリの使用時にアクティビティがどのように表示されるかを構成するためのオプションが増えました。
No.14
- レコーディングが機能強化されました。
No.15
[マウススクロール / Mouse Scroll]アクティビティが追加されました。
No.16
マウススクロールのプロパティでKey Modifiers(修飾キー)が指定できるようになりました。
No.17
- Salesforce Lightningにおける自動化が強化されました。
- for 属性を使用する Salesforce のフィールドに対してアンカーの自動検出がより素早く行われるように改良しました。
- UIコントロールが適切に識別され、専用のアクティビティ([項目を選択 / SeletmItem]など)を簡単に使用できるようになりました。
- 特定の Salesforce AURA コンポーネントのパスと属性、および信頼できるセレクターを使用することにより、Chrome および Edge での Salesforce Lightning のインターフェイスの自動化がサポートされるようになりました。
- 最新の仕様(詳細):https://docs.uipath.com/ja/studio/standalone/2022.10/user-guide/salesforce-lightning
No.18
要素を選択する際にマウスのスクロールで画面スクロールできるようになりました。
No.19
No.20
- [アプリケーション/ブラウザーを使用]アクティビティが機能強化されました。
No.21
- セレクターに以下のアップデートが入りました。
- デフォルトセレクタでHTMLのclass属性を使用します。この属性は、idx属性の使用を避けるために、いくつかの状況でデフォルト・セレクタに追加されます。
- aria-label、aria-labeledby属性は、いくつかのWebページで必須であるため、デフォルトのセレクタで使用します。
- 信頼性チェックは、webctrlタグのid属性で行い、信頼性の安定した基準が確認された後に、デフォルトセレクタの必須属性として追加します。
- UIエクスプローラーのセレクタ属性として、visibleInnerText属性を公開します。この属性は、基礎となる html 要素の実際の innerText を反映します。
- デフォルト・セレクタの属性の優先順位を改善する。新しい属性(aria-label, class, visibleinnertext, isvisible)の基準を安定させた後、デフォルトのセレクタでの優先順位を分析し、よりコンパクトなセレクタを可能にします。
- webctrl タグで利用可能な属性のリストから title 属性を削除しました。
引用元
長々と書きましたが最後までお読みいただきありがとうございますm(_ _)m