[Swift文法] タプル

はじめに

Swift の復習でまとめた記事になります。

タプル型

複数の型を1つの型として扱うものです。

定義の仕方

変数名: (型名1, 型名2, ... , 型名n)のような書き方をします。(nは自然数)

var tuple: (Int, String)

タプル型の値をタプルと呼びます。上記の例だと、tupleがタプルです。
値を代入するには、(型名1, 型名2, ... , 型名n) と同じように代入していきます。

let tuple: (Int, String) = (1, "apple")
print(tuple) // (1, "apple")

要素のアクセス

タプルの要素へのアクセスは主に３つの方法があります。

• インデックスによるアクセス
• 要素名によるアクセス
• 代入によるアクセス

インデックスによるアクセス

各要素にインデックスでアクセスできます。

let tuple: (Int, String) = (1, "apple")
let number = tuple.0
let appleString = tuple.1
print(number) // 1
print(appleString) // apple

要素名によるアクセス

タプルの定義時に各要素に名前をつけると、その名前を通して要素にアクセスできます。
要素名を定義するには、(要素名n: 要素n) のような形です。(n は自然数)

let tuple: (int: Int, string: String) = (int: 1, string: "apple")
let number = tuple.int
let appleString = tuple.string
print(number) // 1
print(appleString) // apple

代入によるアクセス

() 内に、区切りで列挙された要素数分の変数や定数を代入することができます。
タプルの要素には、変数・定数を通じて値にアクセスできます。

let number: Int
let string: String
(number, string) = (1, "apple")
print(number) // 1
print(string) // apple

また、以下のように定義することもできます。

let (number, string) = (1, "apple")
print(number) // 1
print(string) // apple