はじめに
AWSのbuilders.flashは、開発者向けに実践的な技術トピックをわかりやすく紹介してくれる、AWSの公式ウェブマガジンです。
その中の1つに「Cline with Amazon Bedrock と Blender MCP で 3D モデルを生成してみた !」という、非常にワクワクする記事がありました。
この記事を参考にしながら、自分でも ClineとAmazon Bedrockを連携して、Blender MCPで3Dキャラクター(クマ!)を生成してみたので、その体験をまとめます。
やったこと
- VSCodeのClineから、Amazon Bedrockを連携
- Blender MCPを構築
- Cline with BedrockでBlender MCPを操作
- 3Dクマを生成
環境
- macOS
- VSCode:最新
- Cline:最新
- Blender:v4.4.3
実装の流れ(builders.flash記事をベースに)
builders.flashの記事をベースに作業を進めましたが、いくつかハマりポイントもあったので、そちらも含めて記載します。
1. VSCodeのClineから、Amazon Bedrockを連携
VSCodeの拡張機能で「Cline」を検索してインストールします。
Clineを選択し、右上の歯車から設定を行います。
- APIProvider:AmazonBedrock
- AccessKey/SecretKey:事前に用意したもの
- RegionとModelを選択
2.Blender MCPを構築
Blenderがインストールされていない場合は、インストールします。
公式ダウンロードはこちらです。
https://www.blender.org/download/
Blender MCPのGitHubリポジトリをローカルにクローンします。
リポジトリはこちらです。
https://github.com/ahujasid/blender-mcp
Blenderでアドオンの読み込み
Blenderで、addon.py ファイルをインポートします。
addon.pyファイルは、blender-mcpディレクトリの直下にあります。
ファイルのインポートは、BlenderのPreferences画面の右上からします。
Cline with BedrockでBlender MCPを操作
cline_mcp_settings.jsonファイルを編集します。
Cline上部のサーバーのマーク(MCP Servers)を選択します。
「Configure MCP Servers」をクリックすると、cline_mcp_settings.jsonファイルが開きます。
builders.flashの記事では、以下のように書かれていましたが、不要なセクションを削除しないと正常に動きません。その部分を削除します。
(ここの解決に結構時間を取られました・・・)
{
"mcpServers": {
----------------------------------- ここから削除
"blender": {
"command": "node",
"args": [
"/Users/<user>/Documents/Cline/MCP/blender-server/build/index.js"
],
"env": {
"BLENDER_PATH": "/Applications/Blender.app/Contents/MacOS/Blender"
},
"disabled": false,
"autoApprove": [
"execute_operation"
]
},
----------------------------------- ここまで削除
"github.com/ahujasid/blender-mcp": {
"command": "uvx",
"args": [
"blender-mcp"
],
"env": {},
"disabled": false,
"autoApprove": [
"get_polyhaven_status",
"get_hyper3d_status",
"execute_blender_code",
"create_object",
"set_material",
"modify_object",
"delete_object",
"set_texture",
"get_scene_info",
"search_polyhaven_assets",
"download_polyhaven_asset"
]
}
}
}
3Dクマを生成
Blenderと繋がっているか心配な場合は、プロンプトを入力して、確認してもらうとよいでしょう。
BlenderとMCPで接続しているか確認して下さい
問題なければ、いよいよキャラクターを作成!
Blender MCP に接続し、新規の状態から開始してください。かわいいクマをBlender内で再現してください
そして、完成したクマがこちらです!!
まとめ
- Cline × Bedrock × Blender MCPの連携は思ったより簡単!
- プロンプトで3Dキャラが生成される体験は かなり面白い!
興味がある方は、ぜひ試してみてください!🧸