変数の宣言と代入
C#では、変数に値を代入する際に、変数名の前にデータ型の種類を記載する必要があります。
int x = 123;
float y = 42.195f;
この場合、変数xに123というint型の値を代入しています。
なお、実数を扱うfloat型の場合、値の末尾にfを記述し、値がfloat型である事をさらに明記します。
(実数を扱う別の型である'double型'等と明確に区別する為)
末尾の記述はデータ型ごとにルールがあるので、都度、調べてみてください。
また、今回の様に宣言と代入を同時に行う際には”変数の初期化”と呼びます。
変数の型変換(キャスト)
変数に値を代入する際には、異なる型の値を代入することはできません。
その為、以下の様なコードではエラーが発生します。
(誤った例)
int y = 42.195f;
このエラーを解消するために用いるのが、” 型変換(別名:キャスト) ” です。
型変換により、異なる型の値を別の型に変換して代入できます。
実際の型変換のコードは以下の通りです。
(正しい例)
int z = (int)42.195f;
または、
float y = 42.195f;
int z = (int)y;
これで、float型で扱うべき値をint型に変換して、変数zに代入することができました。
(int型として宣言された変数zを呼び出すと、小数点以下は切り捨てられますが、これはエラーではありません。)
また、型変換はどんな型同士でも可能というわけではありません。
数値同士の型変換など、関連性のある型同士に限りますので注意が必要です。