- IDaaSについて提供機能など概要情報をメモする。
IDaasとは
- Identity as a Serviceの略称。
- アイデンティティ(Identity)管理をSaaSのようにクラウドで行うサービスを指す。
- 一般的なWebアプリケーションで必要な認証系機能(ユーザー・権限管理など)を提供する。
代表的なサービス
- Amazon Cognito(AWS)
- Auth 0 (Auth 0)
- Azure Active Directory(Microsoft)
- OneLogin(OneLogin)
- Google Cloud Identity(Google)
- Okta Identity Cloud(Okta)
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代表的な提供機能
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認証・シングルサインオン機能
- ユーザーの認証
- 多要素認証
- 複数のWebサービスへのシングルサインオン(SSO)など
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ID管理機能
- 以下のID管理機能
- IDaaS自体が持つID
- 登録・連携したWebサービスが持つID
- 以下のID管理機能
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ID連携(IDフェデレーション)機能
- 独自のID管理を行う複数のサービスで、それぞれのユーザーIDをリンクさせる。
- IDaaSと各WebサービスとのID連携
- IDaaSと社内システムとのID連携
- 独自のID管理を行う複数のサービスで、それぞれのユーザーIDをリンクさせる。
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IDプロビジョニング機能
- 複数サービスでIDの整合性を取る(同期する)など、自動的に管理する機能。
- あるIDを追加したら他の連携サービスにIDを追加する。
- あるIDを削除したら他の連携サービスからIDを削除する。 など
- 複数サービスでIDの整合性を取る(同期する)など、自動的に管理する機能。
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認可機能
- サービスへのアクセス権付与・コントロール
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監査機能
- ログ管理機能。
- IDaaSおよびサービスに対する認証ログ
- 管理者作業のログ など
- ログ管理機能。
利用メリット
- IDフェデレーションの利用により、ユーザビリティが向上する。
- 自社で認証基盤開発をせずに済む。
- 認証基盤サーバー管理が不要になる。
- 多要素認証などセキュリティ機能を導入しやすい。