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【超入門】MacのVagrantにubuntuをインストール&起動(vagrant up)させる方法

Last updated at Posted at 2019-05-02

今回は、**「MacのVagrantにubuntuをインストール&起動する方法」**をご紹介します。

とはいえ文章で言われても「なんのこっちゃ」ですよね。
図にすると、こんなことを行います。
IMG_4943.PNG
自分の持っているMac PC、の上で動いているMacOS、の上に用意された仮想環境VirtualBox、の上で動いているVagrant、の、上で!ubuntuっていうOSを使えるようにするのが目的です。

今回ご紹介する手順は、以下の通りです。

A)MacにVagrantがインストールされているか確認する
B)テストディレクトリ(フォルダ)を作る
C)テストディレクトリ(フォルダ)の中にubuntuをインストールする
D)Vagrantfileを編集する
E)Vagrantfileを読み込む(=vagrant up)
F)おまけ:ubuntuにログインしてみる

なお、今回導入した環境・使用したソフトは以下の通りです。
MacOS High Sierra 10.13.6
Vagrant 2.2.4
VirtualBox 6.0.4

#MacのVagrantにubuntuをインストール&起動させよう
###A) MacにVagrantがインストールされているか確認する
そもそもMacにVagrantが入っているか確認するためには、ターミナルでwhich vagrantと入力すればOKでした。

terminal
$ which vagrant
/usr/local/bin/vagrant

無事にインストールされているようです。

※もしVagrantのインストールがまだの場合は、関連記事「【超入門】VagrantをMacにインストールしてみよう」も合わせてご覧ください。

###B) テストディレクトリ(フォルダ)を作る
次に、vagrant_test(名前は自由です)というファイルを作り、その中にubuntuをインストールしていきます。

terminal
# vagrant_testというディレクトリを作る
$ mkdir vagrant_test 

# vagrant_testディレクトリ内に移動する
$ cd vagrant_test/ 

# vagrant_testディレクトリ内にいることを確認する
$ pwd
/Users/tachibananokotone/vagrant_test

これで、きちんとディレクトリが作られていることがわかりました。

###C) テストディレクトリ(フォルダ)の中にubuntuをインストールする
では、こちらにインストールしてきましょう。

terminal
$ vagrant init bento/ubuntu-18.04

このあと"A Vagrantfile has been placed in this directory."うんちゃらかんちゃら・・・と出てくれば成功です。

lsで展開してみると、きちんと「Vagrantfile」という名前のファイルが作られていることがわかります。

terminal
$ ls
Vagrantfile

###D) Vagrantfileを編集する
発行されたVagrantfileをを編集しましょう。

まず、Vagrantfileを開きます。

terminal
$ vi Vagrantfile

viエディタが立ち上がって、何やら大量の文字が出てきたと思いますが、# config.vm.network "private_network"...と書かれている行を見つけてください。ちなみに私は35行目あたりに見つけました。

Vagrantfile
$ #config.vm.network "private_network", ip:"192.168.33.10"

文頭でコメントアウトしている#を取り除きます。

Vagrantfile
$ config.vm.network "private_network", ip:"192.168.33.10"

「このネットワークで動かしてね〜」という、VirtualBoxさんへの伝言になる部分がアクティベートされました。
これで、ファイルの編集は完了です。
エスケープキー**【Esc】**と、ファイルを保存してからviを終了するコマンド:wqを入力し、viからターミナルに戻りましょう。

######【余談】 viからターミナルに戻るには、さまざまな方法があります。

:q  viの終了 (何も書き込まずに終了したい場合)
:wq  ファイルに書込んだものを上書き保存してviを終了
:q!  編集結果をファイルに書込まずに終了
:wq! リードオンリーのファイルに強制的に書き込んで終了

###E) Vagrantfileを読み込む(=vagrant up)
さて、次が最後です。
Vagrantfileの準備ができたので、「これで仮想環境を整えてください」とVirtualBoxに伝えてあげましょう。

terminal
$ vagrant up

少し時間がかかるかもしれませんが、ubuntuが起動を始めます。

terminal
==> default: Successfully added box 'bento/ubuntu-18.04' (v201812.27.0) for 'virtualbox'!

最終的にこちらのメッセージが出れば、ubuntuのインストール&起動は完了です!

###F) おまけ:ubuntuにログインしてみる
せっかく立ち上げたんだから、ログインしてみたいわ〜という方は、以下のコマンドをお試しください。

terminal
$ vagrant ssh
Welcome to Ubuntu 18.04.1 LTS

ちゃんとwelcomeしてくれるはずです♪
ログアウトして元の環境に戻る場合は、下記を実行してください。

terminal
$ exit  #ubuntuからログアウトする
logout
$ vagrant halt  #Vagrantをシャットダウンする
==> default: Attempting graceful shutdown of VM...
$ pwd  #現在の作業ディレクトリを表示
/Users/tachibananokotone/vagrant_test

B)で作ったファイル(vagrant_test)に戻ってきていますね。
お疲れさまでした!

#シンタックスエラーが出てしまった場合

よっしゃVagrantfileも修正したし、あとはインストールだ〜!
vagrant up ドーン!

しかし、こんなエラーが出てしまいました。

terminal
$ vagrant up
Vagrant failed to initialize at a very early stage:

There is a syntax error in the following Vagrantfile. The syntax error
message is reproduced below for convenience:

2: syntax error, unexpected *
 -*- mode: ruby -*-
   ^

シンタックスエラー。
「2行目のプログラムの構文が間違ってるぞ〜!」と言われていますね。
config.vm.networkのコメントアウトの他に、いじってないはずなんだけどな・・・。

と思いつつ、ご指摘された-*- mode: ruby -*-周辺をみてみると、こんな感じになっていました。

terminal(エラー)
# 
 -*- mode: ruby -*-
# vi: set ft=ruby :

はぁ。
2行目にスペースが入ってるからいけないのですかね?(初心者)

何が正しいのかわからないと、対処の仕方もわからないので、「vagrantfile "-*-" "mode: ruby"」で検索してみました。

terminal(本来)
# -*- mode: ruby -*-
# vi: set ft=ruby :

なるほど。
正しい構文は、こちららしい。
どうやら1行目の無駄な改行とインデントが、エラーの原因のようです。

というわけで、スペースを削除したいんだけど、deleteキーが効かないんですね・・・。
なぜならコマンドモードになっているためです。
viには「編集モード」と「コマンドモード」があって、後者のモードでは、文字の追加・削除・コピーなどといった編集ができません。
そのためコマンドという、決められたキーを打つ必要があります。

viのコマンドモードで文字を削除するにはxと打ち込みます。
カーソルがある位置の文字を削除してくれます。

消しすぎた!という時は、aで文字を追加することができますよ。

詳しくは「vimの基本操作」を参照させていただきました。
https://qiita.com/tasaki-i3/items/49ebad1dca20c669ad25

動画の方がわかりやすいよ〜という方は、ぜひこちらをご参照ください♪
Youtube資料「MacのVagrantにubuntu-18.04をインストールする方法
https://www.youtube.com/watch?v=VMYNyo58tMg&list=PLrgWyumghXpFkW3nK6rYDJT_R6LRX9aHe&index=5&t=47s

では〜

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