こんにちは。KS Japanです。
今回は私のデザインした三つ目のキーボードについて紹介していきたいと思います
3rd Design
【HYC Alice】
何故かこれを先に作りました‥。
2番目の製造が来月に控えているのに何故か3番目から作り始めました。
もちろん理由はあるのですが長くなるのでここでは割愛させていただきます。
ここからはざっくりとしたAliceのスペックなどを紹介します。
HYC AliceはTGR Aliceレイアウトのキーボードです。
PCBはMECHLOVINの物を使用しています。
主な仕様はこのような感じ
.APM32F103マイコンを搭載
.QMKおよびVIAを介してプログラム可能
.アンダーグロー RGB
.ロータリーエンコーダのサポート(左上の3つのクラスタキーすべて)
.プリント基板の厚さ:1.6ミリメートル
.ESD保護
彼は個人的にファイルの共有などをしてくれ非常に助かりました。
Thx Flying :)
ケースは四つのピースで構成されています。
.トップケース(alu6063)
.ボトムケース(sus304)
.アクセントピース(alu6063)
.アクセントホールドピース(sus304)
詳しく見てみましょう。
マウント方式はトップマウント
かなりオーソドックスな取り付け方です。ガスケットも考えましたが今回使うPCBはUSB-Cが少し張り出した形のPCBです。
ガスケットにする事で柔らかさは出ますがUSBの差込口が上下してしまうことで負荷がかかり破損するのではないかと考えトップマウントを採用しました。
それにより開口部は最小寸法で済みました。
トップマウントの場合打鍵音としては少し硬く硬質な音になります。
取付方法的にトップケースに大きく依存します。
それを解消するため内部の空間を少し広く作り、5㎜厚のポロンシートを入れれる形に設計しています。5㎜のポロンを入れた場合PCBとのクリアランスは0.3㎜
つまりケースに入れると1㎜~1.5㎜弱潰す計算になります。(半田付けなので足分伸びるので)
それにより背面に抜ける音と反響はかなり抑えれると考えています。
PCBとプレート間にもポロンを挟みますからかなり音はデッドな状態に持っていけるのではないかと思っています。
Design
上面から見たデザインはかなりシンプルにロゴや無駄な装飾はせずクリーンに仕上げています
もちろんそれだけでは面白くないのでサイドから見ると湾曲している形状をしています。
Aliceの湾曲は見たことがないのでもしかしたら世界初??分かりません←
パッと見少し地味ですが拘りを持ってデザイン、設計しています。
背面も同様にロゴなどはありません。
あるのはアクセントピースのみ。
このアクセントピースもこだわりがあります。
ピースはこのように二層構造になっており(下記画像)
中のアクセントピースはネジなどで固定されておらず容易に交換できます。
今回紫で作成しましたが、追加でマルチカラーPVDも現在製作しています。
ケースの色味に主張を持たせないことで色々な色のアクセントピースで楽しめるようにこのようなデザインにしました。
銅アクセント鏡面加工
カーボンアクセント
アクセントピースのパーツ自体の形状が非常に単純なので色々な素材や色で作ることが出来るのがポイントです。
今回のキーボードは当初アルミで背面のアクセントピースのみを真鍮やステンレスで作る予定でした。
しかし何を血迷ったか私は今回大部分をSUSで作りました。
それにより弊害が出ました。
コストと重量です。
販売価格はBaseで$1000に近い価格をたたき出します。(作る個数が少ないので全く安くなりません)
そして重量はケースのみで3.8㎏というヘビー級です。
スイッチやプレート、キーキャップをはめれば総重量は4.1kgに達します。
しかし多くの拘りが詰まっており高品質な切削、アルマイト、研磨などを考えれば決して高くはないと思っています。(でも高い)
国内販売は正直きついと思ってます(円安直撃)ので海外販売がメインです。
それでも欲しいと思う大富豪の方は私に連絡を下さい。
細かいカスタム(別途追加費用発生)などにも応じています。
そして最後に少し残念なお知らせです。
最初にデザインしたキーボード
HUYUのプロジェクトは少し問題があり
現在停止しております。
早期解決出来るといいなと思ってます。
その間にもデザインは色々作っていました。
2番目のデザインはHYC rev.1
2番目のデザインは来月製作予定です。
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