前置き✋
- IBM i でテーブル一覧を確認する際は、QUERYだけでなくSQLを使う機会も増えてきていると思います
- VSCodeでもDb2 for IBM i という拡張機能を入れることで、Db2 for iのテーブルレコードの処理が可能になります
- Db2 for IBM i とは、一言でまとめると、VSCodeでDb2 for i のデータの参照やSQLステートメントの実行が可能になります
環境前提
IBM i 前提
- IBM i 7.5 TR4
- TR3でも稼働確認済
VSCode前提
事前作業
- Db2 for IBM i の利用開始をするには、Code for IBM iの機能で事前に、IBM i の区画に接続する
- 区画接続については、こちらの記事をご参照ください
- 接続後、以下ポップアップが表示されるので、
Yes
を押下して、SQL Jobを開始する - アクティビティバーのDb2 for i アイコンを押下
画面簡易説明
SCHEMA BROWSER
- 処理をしたいDBライブラリーやschemaを追加ができる
-
Manage Schema Browser List
を押下 - ライブラリー、schemaを検索し、追加したい対象にチェックを入れ、
OK
を押下 - 追加したライブラリー>
Tables
と展開すると、テーブル一覧が表示できる - テーブルの右側に
View contents
があるので、押下するとSelect *
が実行される - SQLステートメントは、条件を追加して再実行することも可能
STATEMENT HISTORY
EXAMPLE
DDL EXAMPLE
DML EXAMPLE
Notebooks
IBM i Services
- IBM i Servicesとは
- IBM i ドキュメントより抜粋
システム提供の SQL ビュー、プロシージャー、および関数によりアクセスできる多数のシステム・サービスがあります。 これらは、システム API にコード化する必要なしに、情報のアクセス、変換、順序付け、およびサブセット化を行うための SQL インターフェースを提供します。
- 今回は、Group PTF適用状態の確認をします
-
PTF - Group PTF Currency
を押下 -
を押下後、
Open as Notebook
を押下してNotebookを開く - 実行結果イメージは以下の通り。WRKPTFGRPを5250画面で実行せずとも、ぱっと確認できます!
SQL JOB MANAGER
おわりに
- Db2 for IBM iは、他にも様々な機能を提供予定とのことで、Visual Explain(SQL 文がどのように実行されるかを確認できるよう、SQL文の実行プランをグラフィカルに表示する機能)の完全releaseが楽しみです
- 私自身もまだ触り始めたばかりなので、これから便利機能をもっと探して、記事化していきたいと思います!