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CData SoftwareAdvent Calendar 2021

Day 4

CDataSync最新の導入事例に見る利用パターン

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#はじめに

こんにちは。日商エレクトロニクスのDX事業部門の技術統括をしています成塚と申します。2017年からCDataのパートナーとして製品を販売しております。パートナーを始めた2017年は一部のギークな方々への販売がメインだったCData製品ですが、最近は大手企業様への導入も多くなり、官公庁様への導入も始まっております。今年はかなり売れました。
特に売れ筋のCDataSyncですが、どんなパターンで利用されているのかをご紹介させて頂きます。

#CDataSyncとは

CDataSyncは、クラウドサービスやDBなどのをデータソースとしてデータを取得して、ファイル形式やDBへデータを渡すソフトウェアです。AWSやAzureなどのインスタンス、またはオンプレミスのサーバにソフトウェアをインストールして利用します。

#導入パターン
##事例1:クラウドサービスのデータをBIツールで可視化する
###<お客様の問題点・要望>
(1)SaaSのデータは数百件毎しかデータを閲覧することができない。
(2)BIツールでSaaSのデータを直接参照しに行くとレスポンスが遅い。
(3)複数のSaaSのデータを組み合わせてBIツールで可視化したい。
(4)SaaSのデータをETLを用いて取得・加工したいが、価格が高い。

###<導入パターン>
BIツールへのデータ連携をしたいお客様からのお問い合わせが最も多かったです。「Excelでの集計に限界を感じてきた」、「BIツールの普及が加速化してきた」、「利用しているSaaSの数が増えてきた」・・・。理由はいろいろあると思いますが、BIツール用のDBにデータを溜める目的でCDataSyncを用いるケースが増えてきました。弊社もその波に乗って、2020年にBIツールのYellowfinとOEM契約を締結して、CDataSyncとYellowfinを組み合わせたソリューションの販売を始めました。
SaaSにもダッシュボード機能、簡易な集計機能、検索・フィルタリング機能がついているものが増えてきています。しかし、数百万件を超えるような大量データになってくると、それらを使って運用することに限界を感じるお客様が多いのだと思います。さらに複数のSaaSからデータを取りたいとなった時にはインテグレーションが必要になってきます。ETLを使う、メインのクラウドサービスに集める(Salesforceなど)といった解決策と比較して、CDataSyncを選択するケースが何個もありました。AWSのRedshiftやSnowflakeなどDWHの利用者が増えてくるにあたり、今後も増え続けていくのだろうと思います。

##事例2:海外拠点のデータを集約する
###<お客様の問題点・要望>
(1)複数の海外拠点のオンプレデータを、クラウドのDWHに溜めていきたい。
(2)海外会計パッケージのDBを、日本から直接参照することができない。
(3)海外の会計データをCSVで受け取る運用にした場合、(改ざん等)ガバナンスの観点で問題がある。

###<導入パターン>
こちらは、製造業のお客様からよくお声がけ頂きました。オンプレのデータを外から触れないので、CDataSyncをエージェントの役割で使うパターンです。オンプレ内にCDataSyncのサーバを立てて、CDataSyncが定期的に会計パッケージのデータを取得し、HTTPSプロトコルをはじめとした様々なプロトコルで指定されたDBやDWHにデータを渡します。あるお客様の中国拠点は、通信の設定からもお手伝いさせて頂きました。中国のメジャーな会計パッケージ「金蝶」のインタフェースは、CDataさんがいつものようにサクサクと作ってくれました。中国以外の対応も増えてきており、導入を進めています。

#まとめ
マイクロサービスを利用して部分最適を求める際には、それを横串して管理をするバックヤードの効率化が必要となります。2021年2月のITR社のレポートによると、データ・マネジメント市場のCAGR(2019~2024年度)は15.1%とのこと。今以上に多くのお客様がDWHやデータレイクを使っていくことになると思います。マイクロサービスのデータを集めて整合性を確認するにあたり、CDataSyncのような様々なSaaSやDBからデータを取得できるツールとBIツールの組み合わせは、今後どのような企業でも必要になってくるはずです。

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