今年になり、日本でもAIY KitのシリーズのVision Kitが発売されて開封レビューなんかも出ていますが、実はこのVision Kitの本体の裏にはGPIOが使える端子あってここから通常のRaspberry PiのようにGPIOでいろんなものを接続させることができるようですが、それを試したことある方の記事は見かけないです。実際AIYプロジェクト公式サイトでも最後の方にRaspberry Piやボンネット(Raspberry Piのピンヘッダに繋げる画像処理用のハード)の構造図が掲載されているぐらいで「あとはライブラリのドキュメントや例のリンクがあるからそこで見てちょーだい」という感じで終わっているからなのかもしれません。(そもそも買った人が少ないのだろうか…)というわけで実際にVision KitのGPIOを使ってLチカをやってみます。
ボンネットのLEDでLチカ
ボンネットのGPIOピンの横にはLEDがあってこれもプログラムで制御できるようです。GPIOのサンプルは次のディレクトリにあります。
/home/pi/AIY-projects-python/src/examples/gpiozero
それではボンネットに内蔵されたLEDでLチカをやってみます。ターミナルで次のコマンドで実行できます。
./led_example.py
実行すると見づらいですが、GPIOピンの右側のLEDが点滅します。
繋いだLEDでLチカ
ボンネットのLEDだと地味なので、今度は実際にGPIOピンにLEDを繋いでLチカをしてみます。
参照:https://aiyprojects.withgoogle.com/vision/#makers-guide--gpio-pinout-and-expansions
接続はこの中の「5v power」をLEDの+極側に接続し、「GPIO headers」のどれか一つをー極側に接続します。サンプルではどのGPIO端子に繋いでも出来るようになっているので、好きな所に繋いでOKです。電圧が5V出るので抵抗は必ずつけた方がいいです(150Ωあるといいです)。接続できたら、次のコマンドで実行します。
./led_chaser.py
ようやくお馴染みのLチカができました。この他にもボタンやサーボモータを接続するサンプルもあるのでVision Kitでもいろんなものが作れそうですね。