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Overleaf×VSCode×GitHubで最強のLaTeX執筆環境を作る【Docker不要】

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Last updated at Posted at 2025-12-06

こんな人におすすめの記事

  • 論文をLaTeXで書きたい!
  • 環境構築意味わからん!Docker?使いたくない!
  • データ破損怖い!バックアップ残したい!
  • 執筆ログが欲しい!
  • VSCodeは使いやすいと思う
  • GitHubのアカウント持ってる

卒業論文の提出締め切り間近にPCが壊れても大丈夫!
Cookie接続で、簡単にOverleaf内(クラウド環境)で作業保存しつつ、自身のPC内(ローカル環境)にバックアップを残し、ログ(GitHub)も残せるという神展開を起こせます。

もちろんすべて無料です!!

LaTeX、VSCode、GitHubの詳しい説明は省略します

Dockerがわかる方はDocker使った方がいいと思います(多分)

この記事を読むとできること

  • LaTexをOverleafというクラウドプラットフォームで使用
  • VSCodeでLaTexを使用した執筆
  • リアルタイムでクラウド保存 & pdfへコンパイル
  • GitHubで変更履歴の管理

Overleafとは

Overleafとは、オンラインでLaTeX文書を作成・編集・共有するためのプラットフォームです。
環境構築をする必要がなく、LaTeX文書の操作をブラウザ上で完結させることができます。

OverleafをVSCodeで書くメリット

  • 使い慣れた&読みやすいUI
  • VSCode内の拡張機能を使用可能
  • ローカル保存やGitHub連携の際に便利

Overleafのアカウント作成

以下のページからアカウントの作成を行いましょう。
Googleアカウントかメールアドレスを使用した登録がおすすめです。

途中で有料プランの加入を勧められても「Skip」一択です。
名前の設定や使用用途についても「Continue」で大丈夫です。
「Go to Overleaf」を押したらスタートです。

Overleafのプロジェクト作成

「Create a new project」より「空のプロジェクト」を選択

スクリーンショット 2025-12-06 120012.png

名前を適当に設定して「作成」を押すとプロジェクトが開きます。

スクリーンショット 2025-12-06 130325.png

このような画面になれば完璧です!

Overleafの日本語設定

1. 画面左上書類のマークから「新規ファイル」を選択
2. File Nameに「latexmkrc」(拡張子なし)と入力
3. ファイルに日本語を使用するためのおまじないを書く
latexmkrc
$latex = 'uplatex -synctex=1 %O %S';
$bibtex = 'pbibtex %O %S';
$dvipdf = 'dvipdfmx %O -o %D %S';
$makeindex = 'mendex -U %O -o %D %S';
4. コンパイラを変更

「File」から「設定」を開く

スクリーンショット 2025-12-06 125445.png

コンパイラを「LaTeX」に変更

スクリーンショット 2025-12-06 125630.png

5. 「main.tex」を開き文書のタイトルを変更する
main.tex
\title{こんにちは}
6. コンパイルを行う

「リコンパイル」または「Ctrl + S」でエラーが表示されず、文書の題名が日本語で表示されれば完璧です!

Overleaf Workshopの導入

作成したOverleafのアカウントとVSCodeを接続するには、VSCodeの専用拡張機能が必要となります。

1. 拡張機能のインストール

VSCodeを開き、拡張機能検索欄に「Overleaf Workshop」と入力。インストールを行います。

スクリーンショット 2025-12-06 131054.png

インストールが完了すると、画面左の帯にOverleafのマークが表示されます。

スクリーンショット 2025-12-06 132043.png

2. サーバーにログイン

アイコンをクリックすると、「www.overleaf.com」というホストが表示されます。
そこにカーソルを合わせ、右側にある「Login to Server」をクリック。

スクリーンショット 2025-12-06 132124.png

上部のテキストボックスに表示される「Login with Cookies」を押すとcookieの入力が問われるため、次はOverleafからCookie情報を取得する手順に移ります。

Cookie情報の取得(Chrome使用)

Cookieは数日~数週間で失効する可能性があります。接続が切れた場合は本章の手順を再度行ってください

1. Overleafに戻り、画面左上のアイコンから「プロジェクトに戻る」を選択。
2.「すべてのプロジェクト」が表示されたら、その画面で「右クリック」→「検証」を選択
3.「Elements」「Console」と並ぶ中から「Network」を選択し、検索欄に「/project」と入力。

スクリーンショット 2025-12-06 132938.png

4. ページをリロード( Ctrl + R )

スクリーンショット 2025-12-06 133454.png

5.「project」から「Set-Cookie」を探して、「overleaf_session2=...」または「sharelatex.sid=...」から始まる文字列をコピーする。
6. VSCodeに戻り、先ほどの入力欄に貼り付ける。

「www.overleaf.com」→「Login to Server」→「Login with Cookies」

スクリーンショット 2025-12-06 134923.png

「www.overleaf.com」の配下に、先ほどブラウザ上で作成したプロジェクト名が表示されたら完璧です。
これでVSCodeとOverleafの接続が完了しました。

【重要】
取得したCookieの値は、他人に教えたり、SNSに画面をアップロードしたりしないでください。 アカウントが乗っ取られる危険があります。

ローカルに文書を保存する

プロジェクト名の上で「右クリック」→「Open Project Locally ...」を選択します。

スクリーンショット 2025-12-06 135400.png

ローカルの保存したいフォルダまでのパス(アドレス)を指定すれば同期完了です!

ローカルに保存できていない例
他の場所でプロジェクトを開いている場合、ローカルにつながらず、ただVSCodeで開いているだけになることがあります。

スクリーンショット 2025-12-06 145901.png

ローカルに保存されている例

スクリーンショット 2025-12-06 145311.png

(補足)ローカルとブラウザの使い分け

上記で説明した"ローカルに保存されている例"と"保存されていない例"について自分用にまとめました。間違っていたらすみません。

スクリーンショット 2025-12-06 174418.png

Cookie接続さえできれば、基本的に「全てリアルタイムで同期」されています。
文書を変更すれば、それが即座に反映されます。

では何が違うのか。

1. webブラウザ上のOverleaf(左)

⭕ Overleafのログインだけで作業可能
⭕ pdfのダウンロードが可能
❌ 慣れない環境で使いにくい、コードが読みづらい

2. ブラウザ上のOverleafと接続したVSCode(右上)

⭕ pdfをVSCode上で確認できる
❌ ローカルで作業ができるだけ、保存はクラウドのみ

GitHub連携しないのであれば、この方法がおすすめ。
Overleafをミラーリングさせたような操作が可能です。
プロジェクト名横の矢印ボタン(Open Project in Current Window)から飛べます。

スクリーンショット 2025-12-06 203340.png

3. 【今回設定した環境】 ブラウザ上のOverleafと接続 + ローカルのフォルダとも接続したVSCode画面(右下)

⭕ クラウド接続なしでコードの編集が可能
⭕ ハードディスクに保存可能
⭕ GitHub接続可能
❌ pdfをOverleaf上で確認する必要がある

pdfがVSCode上では確認できませんが、ブラウザのOverleaf上には即時反映されるので、大きな問題はありません。

それぞれにメリットデメリットがあるので、自分に合った方法を使うのが良いですね!

GitHub接続のメリット

・ログの管理が簡略化できる

「昨日消したあの数式、やっぱり必要だった……」
そんな時に、GitHubを見れば簡単に昨日コミットしたコードがコピペできる……最高だと思いませんか?
ローカルフォルダを日付ごとに並べる時代はこれで終わりです。

GitHub接続

長らくお待たせしました。GitHub接続の流れです。
とはいえど、ローカルフォルダをGitHubに接続する通常の流れを行うだけです。

1. GitHubにログイン
2.「New」からリポジトリを作成
  • Repository name:リポジトリの名前
  • Description:リポジトリの説明
  • Choose visibility:全世界に公開して良いなら「Public」、非公開なら「Private」に設定必須!
  • 「Create repository」を押す

スクリーンショット 2025-12-06 183537.png

3. VSCode上で「Ctrl + @」を行い、ターミナルを開く
4. ローカルのフォルダに移動
# gitが入っているかの確認
git version
# git version... が表示されていればOK

# ローカルのフォルダに移動
cd ~/my-project

# Gitの初期化
git init

'git' is not recognized as an internal or external command...
が表示された場合は、gitのインストールを行って下さい。

5. 接続リンクをコピー

作成したGitHubリポジトリを開き、「Quick setup」のリンクをコピーする。

スクリーンショット 2025-12-06 195322.png

6. ローカルとGitHubのリポジトリを接続

「git remote add origin」の続きに先ほど取得したコードを貼りつけます

# ローカルとリモートを接続
git remote add origin https://github.com/ユーザ名/リポジトリ名.git

# 接続確認
git remote -v 

# 以下が表示されればOK
# origin https://github.com/ユーザ名/リポジトリ名.git (fetch)
# origin https://github.com/ユーザ名/リポジトリ名.git (push)

初回のgit push時に、GitHubへのログインを求めるポップアップが出ることがあります。
画面の指示に従って承認してください。

7. ファイルをコミットする
# 内容をステージング
git add .

# コミット
git commit -m "first commit"

# リモートリポジトリへ変更を反映
git push origin main
8. GitHub上に反映されているか確認する

ファイルが追加されていれば完璧!

スクリーンショット 2025-12-06 200532.png

以降は通常のGitHubとして、お好みの方法で活用していけばOKです!

最後に

環境構築お疲れさまでした!
今回は、Overleafの導入からVSCodeとGitHubを接続までの一連の手順を紹介しました。

私自身、せっかちの心配性で、ローカルでサクサク書きたいけど、ログを残さないと心配...という性格に悩まされていました。
そんな中、Cookie接続でいろいろできることが判明したのでこのような記事を書くことにしました。

素敵な執筆ライフが送れますように。
拙い文章ですが、ここまでお読みいただきありがとうございました!

参考にさせていただいたもの

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