AWSのEC2、S3、RDSを使用している場合、PostgreSQLデータベースの運用方法にはいくつかの選択肢があります。また、Herokuを使用している場合のPostgreSQLのセットアップについても考察します。この記事では、それぞれのシナリオでのPostgreSQLの利用方法と、そのメリットとデメリットを掘り下げていきます。
AWSでのPostgreSQL運用
EC2での自己管理
EC2インスタンス上にPostgreSQLを直接インストールし、自分で管理することができます。この方法のメリットは、データベースの設定や管理に対して完全なコントロールを持てる点です。しかし、データベースのセットアップ、セキュリティ、バックアップ、スケーリングなど、すべて自分で行う必要があります。
RDSを使用する場合
AWS RDSはマネージドリレーショナルデータベースサービスで、PostgreSQLを含む複数のデータベースエンジンをサポートしています。RDSを使用すると、AWSがデータベースの運用を担ってくれるため、バックアップ、パッチ適用、スケーリングが容易になります。
S3の利用
S3はオブジェクトストレージサービスで、直接データベースとしては機能しませんが、PostgreSQLのバックアップデータの保管場所として使用できます。
HerokuでのPostgreSQL運用
Heroku上でPostgreSQLを使用する(例えば、Rails + PostgreSQLアプリケーションをデプロイしている)場合、大抵はHeroku Postgres
サービスを使用しています。Heroku Postgres
は、サーバー管理やデータベース運用の手間を省くマネージドサービスです。
Heroku Postgresの確認方法
HerokuダッシュボードのResources
タブから、アプリケーションに紐づけられたアドオンを確認することができます。また、Heroku CLIを使用してheroku addons
コマンドを実行することで、利用しているアドオンの一覧を確認できます。
結論
AWSのサービスを使用している場合、PostgreSQLの運用には柔軟な選択肢があります。自己管理が求められるEC2、運用の手間を省けるRDS、そしてバックアップストレージとしてのS3など、ニーズに応じて選択できます。Herokuを使用している場合は、Heroku Postgresを使用することで、開発の効率化を図ることができます。