概要
プリザンター(Pleasanter)で子テーブル(詳細テーブル)の数値カラムを集計し、その合計値を親テーブル(マスターテーブル)に自動で表示する方法を解説します。
手順
- 子テーブル(詳細テーブル)の設定
- ビューの作成(フィルタの設定)
- 親テーブルへのサマリ反映
1. 子テーブル(詳細テーブル)のサマリ設定
子テーブルの「テーブルの管理」→「サマリ」に進み、以下の設定を行います。
- サイト: 親テーブル(例:足場総在庫管理)
- 項目: 親テーブルで合計値を表示させるカラム(例:現在貸出数)
- リンク項目: 親テーブルと関連付けるキー(例:足場型番)
- サマリ種別: 合計
- サマリ項目: 集計する数値カラム(例:貸出数)
- 条件: 標準ビュー(またはカスタムビューを作成)
サマリ設定画面の例
2. ビューの作成(フィルタの設定)
特定の条件下でのみ集計を行いたい場合は、ビューを作成 してフィルタを適用します。
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フィルタ条件の例
- 貸出中のレコードのみを集計(「貸出中?」が True になっているレコードを対象にする)
ビュー設定画面の例
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ビューを作成し、フィルタを設定
- 「貸出中?」がTrue(チェック済み)のデータのみを集計対象にする
3. 親テーブルへのサマリ反映
サマリ設定時に、親テーブルの「現在貸出数」などのカラムを指定すれば、特に追加の設定をしなくても自動で合計値が反映されます。
ポイント
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子テーブル側のみ設定すればOK!
- 親テーブルには特別な設定は不要(ただし、サマリ結果を表示させるカラムの指定は子テーブルのサマリ設定で行う)
まとめ
プリザンターでは、子テーブルの合計値を自動で親テーブルに反映することができます。特定の条件で集計したい場合は、ビューを活用するとより柔軟な設定が可能になります。