1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

AWS勉強備忘録12 - スナップショット、AutoScaling

Posted at

スナップショットについて

AWSにおけるスナップショットは、EBSボリューム(Elastic Block Store)のデータを特定時点で保存するための完全なコピーです。

用途

データバックアップ、災害復旧、ボリュームの複製作成、アプリケーションのクローン作成など。

差分バックアップについて

初めてスナップショットを取る際はボリュームの全データが保存されます。2度目以降のスナップショットでは、前回のスナップショット以降に変更された部分(差分)のみが保存されます。もし最初のスナップショットを削除しても、2度目以降のスナップショットが利用不可能になることはありません。AWSは差分データの連鎖を管理し、任意のスナップショットから完全なデータを復元できるようにしています。これにより、ストレージの効率が良くなります。

スナップショットの使い方

AWSマネジメントコンソールから、対象のEBSボリュームを選択しスナップショットを作成します。このスナップショットから新しいEBSボリュームを作成すると、新しいボリュームはスナップショット時点のデータのコピーになります。

AMIの作成

スナップショットからAMI(Amazon Machine Image)を作成することで、そのAMIを使用して新しいEC2インスタンスを起動できます。AMIを作成した後は、新しいインスタンスの起動に使用したり、同じ設定やアプリケーションを持つインスタンスのクローニングに使ったりすることができます。

スナップショットの自動化

AWSのデータサイクルマネージャを使用すると、スナップショットの作成と削除を自動化できます。これにより、定期的なバックアップや古いスナップショットの自動削除を簡単に設定できます。

メリットとデメリット

  • メリット: データ保護、災害復旧の簡易化、データやシステムのクローニングが容易。
  • デメリット: スナップショットの取得中はI/Oパフォーマンスが若干低下する可能性がある。また、保存されるデータ量が増えるほどコストが増加する。

スナップショットの保存先

  • スナップショットはAmazon S3に保存されますが、これはAWSが自動的に管理するため、ユーザーが直接アクセスすることはありません。
  • スナップショットはEBSボリュームのデータのバックアップであり、EC2インスタンスのブロックストレージの複製と考えることができます。これはS3内のオブジェクトデータの複製ではなく、EBSボリュームの内容を時点で固定したコピーとしてS3に保存されます。これにより、EBSボリュームの完全な状態を保持し、必要に応じてその時点の状態に復元することが可能です。
  • S3はスナップショットの保存場所として利用されますが、通常のアプリケーションユーザーからは見えないようになっており、AWSのバックエンドで自動的に管理されます。
  • AWSを使用しているユーザ個々人のDBに登録されているデータを複製するというわけではなく、EC2内のソフトウェアやOSを複製しておくということです

AutoScalingについて

AutoScalingは、負荷の変動に応じて自動的にEC2インスタンスの数を調整するAWSのサービスです。このサービスの目的は、アプリケーションの需要が増加した際に迅速に計算リソースを増やし、需要が減少した際にはリソースを削減してコストを最適化することにあります。

AutoScalingを使用すると、最小限のインスタンス数を保ちつつ、最大限のパフォーマンスを確保することができます。また、AutoScalingは事前に定義された条件(CPU使用率、ネットワークトラフィックなどのメトリクス)に基づいて、自動的にインスタンスを追加または削除します。これにより、アプリケーションの可用性を高めると同時に、不要なインスタンスによるコストの増加を防ぐことができます。

AutoScalingは、ウェブアプリケーション、マイクロサービス、大規模な分散システムなど、様々なタイプのアプリケーションで利用されています。このサービスを活用することで、アプリケーションのスケーリングを自動化し、ユーザー体験の向上とコスト効率の良いインフラストラクチャ管理を実現できます。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?