Power Automateで48:notesを使って平日定期リマインダーを自動送信する方法
はじめに
Power AutomateとMicrosoft Teamsを連携して、平日の指定時間に自分だけにリマインダーメッセージを送信する方法を解説します。Microsoft 365 E5契約環境での実装例です。
48:notesとは
48:notesは、Microsoft Teamsの「自分自身とのチャット」機能の会話ID(conversation ID)です。2022年6月にTeamsに追加された機能で、自分だけに表示される専用チャットスペースです。
実装方法
基本設定(1つのフローあたり)
フロー構成
- ノード数: 2個(トリガー1個 + アクション1個)
- 必要フロー数: 8個(各時間帯用)
送信対象時間
- 10:30, 11:30, 12:30, 13:00, 14:00, 15:00, 16:00, 17:00(平日のみ)
ステップ1: スケジュールトリガー設定
トリガー: Recurrence
設定項目:
- Frequency: Day
- Interval: 1
- Time zone: Asia/Tokyo
- On these days: Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday
- At these hours: 10(例:10:30用フローの場合)
- At these minutes: 30(例:10:30用フローの場合)
ステップ2: Teamsメッセージアクション設定
アクション: チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する
設定項目:
- 投稿者: ユーザー(重要:Flow botは選択不可)
- 投稿先: Group chat
- Group chat: 48:notes(カスタム値で手動入力)
- Message: テスト - 10:30(時間に応じて変更)
重要な注意点
投稿者設定について
❌ 避けるべき設定
投稿者: Flow bot
理由: フローボットはプライベートチャットに参加していないためエラーになる
✅ 正しい設定
投稿者: ユーザー
理由: 個人なのでプライベートチャットへのアクセスが可能
Group chat設定について
Group chat欄: 「48:notes」を手動入力
注意: 選択肢には表示されないため、必ずカスタム値の入力を使用
作成手順詳細
1. Power Automateでのフロー作成
1. Power Automateにサインイン
2. 左メニュー「マイフロー」を選択
3. 「新しいフロー」→「スケジュール済みクラウドフロー」
4. フロー名: 「平日リマインダー 10:30」
5. 「作成」をクリック
2. スケジュール詳細設定
1. Recurrenceトリガーを選択し「編集」
2. 「詳細オプションを表示する」をクリック
3. タイムゾーン: (UTC+09:00) 大阪、札幌、東京
4. 間隔: 1
5. 頻度: 日
6. 実行曜日: 月、火、水、木、金を選択
7. 実行時刻設定(時間・分)
3. Teamsアクション追加
1. 「+ 新しいステップ」をクリック
2. 「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」を検索・選択
3. パラメータ設定(上記の設定表を参考)
4. 「保存」をクリック
5. 「テスト」で動作確認
4. 複数時間対応
必要な作業: 上記手順を8回繰り返し
対象時間: 10:30, 11:30, 12:30, 13:00, 14:00, 15:00, 16:00, 17:00
変更点: Recurrenceトリガーの時間設定のみ
フロー共有方法
所有者追加による共有
手順:
1. フロー選択 → 垂直省略記号(⋮) → 「共有」
2. 共有相手のメールアドレス入力
3. 8つのフロー全てに実行
メリット:
- 共有相手による編集・管理が可能
- 実行履歴の確認可能
- 業務継続性の確保
テンプレート化による共有
推奨方法:
1. 代表フロー(例:10:30用)を選択
2. 「コピーの送信」をクリック
3. フロー名・説明・送信先を入力
受信者作業:
1. 受信したフローを8つに複製
2. 各フローの時間設定を変更
トラブルシューティング
通知が来ない場合
現象: デスクトップ通知が表示されない
原因: 「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」アクションの仕様
対策: Teamsアプリの通知設定を確認
インポートエラーの回避
❌ 避けるべき方法:
- Microsoft Copilotで手動作成したZIPファイル
- 正規でないZIP構造
✅ 推奨方法:
- Power Automate標準のエクスポート機能使用
- 「パッケージ(.zip)」による正規エクスポート
ライセンス要件
必要ライセンス: Microsoft 365 E5(またはPower Automate有償ライセンス)
フロー制限: 1ユーザーあたり600フローまで(8フローは問題なし)
接続制限: Teams接続は標準で利用可能
まとめ
この方法により、平日の業務時間内に定期的なリマインダーを自動送信できます。各フローが独立して動作するため、1つが失敗しても他に影響せず、メンテナンスも容易です。
48:notesを活用することで、他のユーザーに影響を与えずに個人的なリマインダーシステムを構築できます。
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