厳密には、"Grove" という規格でモジュール化されたパーツやコネクタを、Raspbery Pi でも使えるように GPIO を拡張する基盤を「 沢山のセンサー類が統一された規格でモジュール化されているので、パーツ同士をケーブルの抜き差しで組み合わせるだけで手軽に使えるため、半田付けなどの手間を減らしソフトウェア開発に専念できるというメリットがあります。GrovePi とは
GrovePi とは
GrovePi とは、Raspberry Pi に各種センサー類を半田付けなしで繋げるための GPIO 拡張ボード（俗に言う HAT の１つ）です。GrovePi+」といいます。
Dexter 社は開発／設計元、Seeedstudio 社は製造元
GrovePi のセンサーを利用する際の SDK やライブラリなど探すと「Dexter Industries」と「Seeedstudio」の２社が提供するライブラリがヒットします。
しかし、同じ Grove 互換のセンサーであっても両社での対応状況が異なり、Seeedstudio 社は情報（ Wiki ）がバラバラだったり、動かなかったりするので問い合わせてみたところ、Dexter 社が GrovePi の設計やソフトの開発を行っており、Seeedstudio 社はそのハードウェアの製造元の一つとのこと。
Dexter Industries designs the hardware and maintains all the software and libraries for the GrovePi and also provides support for it. Seeedstudio is our manufacturing partner and makes the GrovePi boards for us. [引用元]
つまり、Dexter 社が提供するライブラリは GrovePi 全般に利用でき、Seeedstudio 社のライブラリは Seeedstudio 社が製造した Grove 互換センサーでのみ検証しているものということになります。
問題は日本で手に入る GrovePi モジュールは大半が Seeedstudio 社がダイレクトに提供しているもので、Dexter 社で検証したものでないため動作保証していないという点です。
実際に同じ Grove モジュール名でも、購入先が異なるとピンの並びが異なっている（GND と DATA のピンが入れ替わっていたりする）ものがあり、販売代理店もあまりこのことに言及していません。（センサー自体は壊れていないので、自分で検証して配線やプログラムを変えることが常識のためのようです。電子工作初心者には T-T）
逆に、GrovePi 用のセンサーを Arduino や他のハードに使いたい場合は、Seeedstudio 社などのハードウェアメーカーのライブラリに頼ることになります。