はじめに
この記事は株式会社ナレッジコミュニケーションが運営する Amazon AI by ナレコム Advent Calendar 2020 の 11日目にあたる記事になります。
今回はAWS が開催する re:Invent 2020 で発表された Amazon Lookout for Equipmentについてどんなサービスなのか調べてみました。
Amazon Lookout for Equipmentとは
今回のre:InventではAmazon Monitronなど多くの産業や製造業界で特に活躍が見込めるサービスが多く発表されました。
その中で今回はAmazon Lookout for Equipmentに焦点をあてて紹介したいと思います。
Amazon Lookout for Equipmentは API ベースの機械学習 (ML) サービスで機器の異常な動作を検出する事が可能です。
モデルごとにセンサーやアクチュエータといったコンポーネントから、データタグを最大300個まで設定できるようです。
また分析した結果を既存のモニタリングソフトウェアやAWSIoT SiteWise Monitorに統合して、リアルタイム出力を視覚化したり、アラートを受信することもできます。
使い方
Lookout for Equipment は下記の5つのステップで利用できます。
1.S3 バケットにデータをアップロードする
2.データセットを作成する
3.データを取り込む
4.モデルを作成する
5.推論をスケジュールする (リアルタイム分析が必要な場合)
Amazon Lookout for Equipmentのプレビュー版は、2020/12/10時点で米国東部 (バージニア北部)、アジアパシフィック (ソウル)、および欧州 (アイルランド) のリージョンで利用可能です。
料金体系
Lookout for Equipment の費用は取り込んだデータ量、モデルをトレーニングした時間、作成したモデルを使用した時間で発生します。
Data Ingestion $0.20 per GB
Model Training $0.24 per training hour
Scheduled Inference $0.25 per inference hour
【参考URL】
https://aws.amazon.com/jp/lookout-for-equipment/pricing/
おわりに
専門家知識なしで機械学習モデルを作成することができるので敷居がぐっと下がった気がしますね。
その他新しいサービスアップデートも発表されているので今後も動向が気になります。