はじめに
2024年秋頃、業務で Cursor を3か月くらい使いましたが、そこから現場が変わり、Gemini も使用できない現場だったので、AIのキャッチアップは全くしていませんでした。
2026年2月 Cursor が使用できるようになり、そこからAIについてちゃんと勉強しようと思い、プライベートではClaude を勉強し始めました。
Cursor や Claude は雰囲気で触っていたため、一度体系的にしっかり勉強しようと思い本書を購入しました。
本書は2026年1月頃出版されたため、以下のような機能についての記載はありません。
そこは他の記事などでキャッチアップするといいと思います。
Agent Teams
本書にはサブエージェントの記載はあります。サブエージェントとの違いは色々ありますが、その1つがサブエージェントはトークンの消費をかなり抑えられますが、Agent Teams は各エージェントが情報共有しながらタスクを進めるので、トークンの消費は多いようです。
Auto Mode
現在はresearch previewで、Max, Team, Enterprise, API のプランでのみ使用できるようです。
claude でタスクを頼むと都度承認が必要になりますが、このモードではバックグランドで別のモデルが安全性をチェックしてくれるため、ぽちぽち承認しなくてよくなるようです。
本書の構成
| 章 | 内容 |
|---|---|
| 第1章 | Claude Code をソフトウェアエンジニアリングと統合する |
| 第2章 | Claude Code の基礎 |
| 第3章 | MCP を使いこなせ! |
| 第4章 | 達人に学ぶスペック駆動開発 |
| 第5章 | Claude Code Action の活用 |
| 第6章 | Claude Code の動作原理を理解する |
| 第7章 | Claude Code を意図どおりに動かす |
| 第8章 | スペック駆動開発のフローをしくみ化する【設計編】 |
| 第9章 | スペック駆動開発のフローをしくみ化する【実践編】 |
各章の概要
1章 Claude Code をソフトウェアエンジニアリングと統合する
コーディングエージェントの概要や歴史についてざっくり学べます。
2章 Claude Code の基礎
ハンズオン環境のセットアップについて記載されています。
ハンズオン環境は最近よく耳にする Dev Container などを使用します。
実務でも Dev Container を使っています。
Claude Code のセットアップも行いますが、スクリーンショットが多めに貼られているので、かなり楽でした。
セットアップが終わるとブロック崩しゲームのお試し作成が始まります。
エンジニアを数年やっていますが、ブロック崩しゲームをどのように作るか検討もつきませんでしたが、数分で作られてびっくりしました。ブロック崩しゲームが楽しくて少し熱中してしまいました。。。
3章 MCP を使いこなせ!
Cursor を使っていましたが、恥ずかしながら MCP は知りませんでした。
4章 達人に学ぶスペック駆動開発
主人公の田中さんとAIコーディングの達人が Claude Code を使って、アイデア検討~本番リリースまでの一連のプロセスをスペック駆動開発で行っていくストーリーを読み進める形式の章です。
田中さんは Vibe Coding (ノリでコーディングする)でどんどん機能を追加していきますが、機能の追加と共にコードが複雑になり、1か所直すと他の部分に影響が出て動かなくなってしまいます。
→私自身も同じ経験があり、今まで Vibe Coding でコーディングエージェントを使ってきたことに気づかされました。。。
4章は8章、9章の伏線になっており、この本の一番重要な部分だと感じました。
5章 Claude Code Action の活用
GitHub と連携して、Issue を作って、Claude Code に依頼したら、自動で実装をしてくれたり、プルリク作成時に自動で Claude Code にレビューしてもらうなどをハンズオンで学べます。
ただ、自分がやったときは記載していることをそのまま行っても、プルリク作成時のレビューや Issue を作成した際に自動でラベルを付与する機能は上手くいきませんでした。。。
Claude Code に「Issueのトリアージを設定したのに、Issueを作ってもタグが設定されない。原因を調べて」など聞けばいけると思います。
6章 Claude Code の動作原理を理解する
ここからは原理などの話になるので、読むのに時間がかかりました。エンジニア向けかなと感じました。
章の後半ではコーディングエージェントを使用する上での3つの課題の概要が記載されていて、7章にそのアンサーが記載されています。
- コンテキストウィンドウの容量の問題
- 指示がざっくりしすぎていて暗黙的になっている
- 外部ツールとの連携がうまくいかない
7章 Claude Code を意図どおりに動かす
6章で3つの課題について記載されており、7章はその課題に対してどうアプローチするか記載されています。
その中でサブエージェントやスラッシュコマンド、スキル、フックの説明が出てきます。
サブエージェントの使用について具体的に記載されています。サブエージェントはCursorにはない?認識なので、勉強になりました。
8章 スペック駆動開発のフローをしくみ化する【設計編】
8.1 - 8.2
8章以降の環境構築や説明など。
8.4 スキル
プロダクト要求定義書の作成、コードの実装、ステアリングファイルの作成・進捗の3つのスキルの書き方について具体的に記載されています。
8.5 サブエージェントによるコンテキストエンジニアリング
doc-reviewer によるドキュメントの詳細レビューと implementation-validator による実装の品質検証の2つのサブエージェントの定義について具体的に記載されています。
9章 スペック駆動開発のフローをしくみ化する【実践編】
9章ではスペック駆動開発しつつヘッドレスモードでの自動化を学べます。
おわりに
まず最初に買ってよかったです。
Claude の記事は非常に多く、無料でかなり学べますが、多い分、本書の内容にたどり着くまでには結構時間がかかりそうだなーと思いました。それに比べて3000円程度で体系的に学べたのは良かったです。
本書は Claude についてですが、スキルなどは Cursor にもあるので、 Cursor にも活かせそうです。