iota を使った定義

Go の iota は連番な定義をする時に便利です。
ただ、 0 から始まるので、 _ などで 0 を捨てる時はちょっと注意。

iota + 1 と _

例えば Status Code を const 定義するとき
SPDY は 1 から順番に始まるので以下のように定義したとします。

status.go

// RstStreamStatus represents the status that led to a RST_STREAM.
type RstStreamStatus uint32

const (
	ProtocolError      RstStreamStatus = 1
	InvalidStream                      = 2
	RefusedStream                      = 3
	UnsupportedVersion                 = 4
	// cont
)

これは iota を用いると以下のように書けます。

iota1.go

const (
	ProtocolError RstStreamStatus = iota + 1
	InvalidStream
	RefusedStream
	// cont
)

iota は 0 から始まるので、 +1 しているわけです。

「+1 とかなぁ。。」と思ったあなた。
_(アンダースコア) を使うと、最初の評価を捨てることができるので、
以下のようにも書けます。

iota2.go

const (
	_ RstStreamStatus = iota
	ProtocolError
	InvalidStream
	RefusedStream
	// cont
)

ああ、なんかそれっぽい。
と思ってた時期が僕にもありました。

godoc と _

しかし、これには重要な欠点があって。
_ だと go doc に表示されないんですよね。

最初を _ で捨てた場合。

iota + 1 の場合。

ということで、ドキュメントに残したい場合は iota+1 の方を使いましょう。