表計算資格の取得ルート
「受講終了後直ちに再就職をしようとする女性で、全日程出席できてワープロができる人」を対象とした市の講習会に、定員20名・応募約80名(倍率4倍)の選考を突破して参加。「職業パソコン3級(表計算)技術講習会 -IT応用編-」を1か月半受講し、その後自費で2級も取得しました。
このタイミングで、標準ソフトがロータス123→Excel、一太郎→Wordへ移行していることを知ることになります。
協和商会での自動化案件
正社員の経理事務員として採用された協和商会では、前任者がExcel関数+VBAで支払一覧表や手形を作成する仕組みをすでに構築していました。ここから、実務でのVBA活用が本格的に始まります。
課題1:手形印刷
- 状況: 前任者作成の手形印刷プログラムが存在
- 改修: 小切手も印刷できるよう機能を追加
課題2:帳簿の手書き運用
- 状況: 帳簿は手書きが基本。未記入の帳簿用紙も大量に残っている状態
- 試行錯誤: 罫線に文字が重ならないよう、印字位置の微調整を繰り返し実施
- 解決: Excel関数+VBAで、1ページ分のデータが埋まったらボタン一つで印刷できる仕組みを構築。数値管理はExcel上で一元化
システム開発への参加と、現場理解の重要性
決算日変更が重なる繁忙期を経て、社長主導のシステム開発プロジェクトに経理代表(現在でいう要件定義メンバー)として参加。この経験から得た気づきは以下の通りです。
- システムエンジニアが持ち込むプログラムのアップグレードのたびに、三歩進んで二歩下がるような手戻りが頻発
- 現場の業務フローの理解が不十分だと、実用に耐えるシステムにはなりにくい
- 1回の開発サイクルでは完成せず、反復的な改善が前提になる
この開発の成果で17時退社が実現しましたが、働き方の急激な変化と人間関係の問題が重なり、8年強でこの会社を退職しています。
この部のポイント
- Excel関数+VBAによる帳票自動化の実装パターン(印字位置調整、ボタン一つでの出力)
- 要件定義への現場担当者としての参加経験
- システム開発は反復が前提であるという実務上の学び
次の第4部では、ECサイト運営会社・学校事務・医局勤務と、複数の職場を横断してExcel/VBAを使い続けた実践例についてお話しします。
第4部へ続く