salome_meca 2021はLGPLライセンスでダウンロード可能

2021年10月18日
新しいsalome_meca 2021はLGPLライセンスでダウンロード可能

この2021年版は、以下の製品を統合しています：

SALOME 9.7.0 ;
code_aster安定板（version 15.4）;
code_aster旧安定板（version 14.8）;
AsterStudy ;
MEDConverter ;
EUROPLEXUS module ;
Salome-Mecaプラグイン: CABRI ;
code_aster translator ;
astk. このバージョンは、Scibian9のSingularityコンテナーを介して配布されているため、すべてのLinux OSと互換性があります。WSL2がインストールされていれば、Windows 10/11での使用も考えられます。

Ubuntu 18と20へのSingularityのインストール

aptで入手できるsingularityのバージョンは十分に新しくないため、singularityを一からコンパイルする必要があります。

compile-singularityを参照してください。

CentOSを使用している場合は、EPELパッケージマネージャーを使ってSingularityをダウンロードできます。
まず、パッケージリストを更新し、epel-releaseをインストールする必要があります。

sudo dnf search epel

sudo dnf install epel-release

その後、パッケージリストを以下のように更新します：

sudo dnf update

最後に、Singularityとその前提条件をダウンロードしてインストールします。

sudo dnf install singularity

Singularity v3.6.4をビルドするには、前提条件としてGo言語（バージョン1.14以上）が必要です。
そのため、この製品をビルドすることも必須です。

sudo apt-get install -y build-essential libseccomp-dev pkg-config squashfs-tools cryptsetup

別のディストリビューションを使用している場合は、リストにあるパッケージをインストールする必要があります。

次に、Goをコンパイルするために2つの環境変数を設定する必要があります。以下のコマンドは、もちろん必要に応じて個人的な選択に合わせて変更できます：

echo 'export GOPATH=${HOME}/go' >> ~/.bashrcecho 'export

PATH=/usr/local/go/bin:${PATH}:${GOPATH}/bin' >> ~/.bashrcsource ~/.bashrc

これで、Goがダウンロードできるようになります：

cd $HOMEwget https://golang.org/dl/go1.15.5.linux-amd64.tar.gz

tar -C ./ -xzf go1.15.5.linux-amd64.tar.gzgo version

完了したら、golangci-lintをダウンロードしてコンパイルする必要があります。

curl -sSfL https://raw.githubusercontent.com/golangci/golangci-lint/master/install.sh | sh -s -- -b $(go env GOPATH)/bin v1.32.2

Goが利用可能になったので、Singularityのソースコードをダウンロードできるようになりました。
まず、ディレクトリを作成して、gitを使ってdeソースコードをクローンしましょう：

mkdir $HOME/dev && cd $HOME/devgit

clone https://github.com/sylabs/singularity.git && cd singularity

現在の安定バージョンはv3.7.0です。
このバージョンをコンパイルするためには、gitを使用して正しいリビジョン（タグ）でソースコードを更新する必要があります。

git checkout v3.7.0

最後に、Singularityのビルドが可能になりました。

./mconfigcd ./builddirmakesudo make install

これで、インストールが正しく行われ、コンパイルされたバージョン（v3.7.0）を確認できます。

singularity version

まず、singularity v3をインストールします。
このプロセスの詳細については、singularityウェブサイトと前のセクションを参照してください。

singularity run --app install salome_meca-lgpl-2021.0.0-0-20210601-scibian-9.sif

前提条件がすべてコンテナーに入っているので、他のものをインストールする必要はありません。

./salome_meca-lgpl-2021.0.0-0-20210601-scibian-9

salome_mecaはGPUアクセラレーションを使用しており、Nvidiaのようなデバイスを想定しています。ただし、onでは、このようなオプションを使用して、ソフトウェアレンダリングを使用することもできます。

./salome_meca-lgpl-2021.0.0-0-20210601-scibian-9 --soft

このバージョンでは、ANSYSのメッシュ形式が、MED形式へのメッシュ変換ツールであるMEDConverterで利用できるようになりました。

このバージョンはAsterStudy 2021.0.0を統合したものです。

そして、もちろん、code_aster V15.4では、code_asterがpythonモジュールになりました。

このコンテナバージョンは、以下の64ビットLinuxディストリビューションでテストされています。

オープンシミュレーション体験をお楽しみください！

実際に用いたコンテナーのファイル名は「salome_meca-lgpl-2021.0.0-1-20210811-scibian-9」でした。ダウロードしたファイル名に合わせて以後、コマンドは修正してください。 ↩