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UiPathワークフローの処理状況を音声で知らせる方法

Last updated at Posted at 2020-06-27

本記事ではWindows10のテキストの音声読み上げ機能を利用し、UiPathワークフロー実行中の処理状況を音声で知らせる方法について紹介します。

※UiPath Studio Community Edition 2020.4.1を使用しています。

実装手順

(1) 名前空間のImportを解決する。

本実装で必要な変数synthの変数の型はSystem.Speech.Synthesis.SpeechSynthesizerですが、型の参照でも、インポートタブでも出てこないので、先に解決します。
これには、XAMLファイルを直接編集する方法が手っ取り早かったので、本記事では、この方法を使います。
プロジェクトを作成後に生成されたMain.xamlをメモ帳で開いて下記の様に2行追加し保存します。
Studioを立ち上げ直して、この追加が反映されている状態にしてください。
g.png
追加する2行はここからコピーしてください。↓

      <AssemblyReference>System.Xaml</AssemblyReference>
      <AssemblyReference>System.Speech</AssemblyReference>

(2) 変数を定義する。

下記の様に変数を定義します。
h.png

System.Speech.Synthesis.SpeechSynthesizerは「型の参照」から選択します。
a.png

(3) ワークフローを作成する。

出力ボリューム(Volume)と読み上げ速度(Rate)を設定し、「メソッドを呼び出し」アクティビティをワークフローに挿入し、TargetObjectとMethodNameを下記の様に設定します。
c.png

続けてプロパティのパラメータで音声で読み上げるテキストを設定します。
d.png

(4) ワークフローを実行します。

「正常に終了しました」と音声が出れば成功です。

まとめ

名前空間の解決が面倒な点もあり、再利用性も考えるとライブラリにしておくと便利ですね。

ワークフロー実行中に、”エラーが発生しました”、”処理が終了しました”、”現在○○を処理しました”など、作業の進捗や状況を音声で知らせてくれると便利かも!

次回、この仕組みを利用したお手軽なアプリケーション構築事例を紹介したいと思います。

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