はじめに
みなさん、こんにちわ!
この記事では、UiPathワークフローのアクティビティ表示名を一括してユニークにする方法を紹介したいと思います。
この機能は、既にUiPathのマーケットプレースに公開してあるので、よろしければご利用ください。
ファイルを指定し、実行するとアクティビティの表示名にユニークIDとして[]で囲まれた8桁の半角英数字(小文字)が付加されます。
フォルダを指定し、プロジェクトに格納されているファイルをまるごと変換する機能も提供しています。
アクティビティを追加した後に再実行することも考え、2重でID付加されない様、IDが付加されていない表示名にのみIDを付加する仕様としています。
注釈
言語を[日本語] に設定したStudioで作成したワークフローではID付加が機能しますが、 [English]に設定したStudioで作成したワークフローでは一部のアクティビティ(Assign等)でIDが付加されません。[English]の場合、デフォルトでXAMLにDisplayNameが挿入されないアクティビティがあり、今は未だ、そこまでサポートしていません。
ただ、一度、DisplayNameを編集するとXAMLにDisplayNameが挿入されるので機能します。
[日本語]では、デフォルトで全てDisplayNameがXAMLに書き込まれていたので問題ないと思います。
ダウンロード方法
ダウンロードは、UiPathマーケットプレイスから行います。
下記のページで使用方法の解説、マニュアルも入手可能です。
DisplayNameにユニークなIDを付加のダウンロードページ
簡単に仕組みを解説
単なるファイル操作なので、これを実現する上で、特に解説する程のものはないです。
ワークフローのXAMLファイルを直接編集し、実現しています。
プログラムは正規表現を使用し、アクティビティの表示名を抽出し、ユニークなIDを付加したものと置き換えてます。
抽出したアクティビティの表示名に、既にユニークなIDを付加されているか確認する正規表現も記載しておきます。
DisplayName="(.*?)"
\[([a-z0-9]{8})\]$
おわりに
一意の処理番号としてユニークなID付与すると、トラブルシュート時に問題個所の特定が容易になります。
一括で、尚且つ一瞬で付加できるので、利用するのもありだと思います!