雨の日はフィレオフィッシュが売れる
Filet-O-Fishの自己紹介 引用:マクドナルドホームページ
みなさんはこの都市伝説をご存知だろうか?
過去に「水曜日のダウンタウン」でも取り上げられたことがある怪奇現象である。マクドナルドの広報もその事実を認めつつ、その理由については、雨の日は寒いから蒸したバンズを使った製品や揚げ物が好まれるとか、説明がいまいちしっくりこない。
斯くいう私も、学生時代の4年間をマクドナルドに捧げ、この怪奇現象に何度も遭遇した経験を持つ。マネージャーの時には雨の日にフィレオフィッシュポーションの在庫を切らす失態まで経験済みである。
怪奇現象へのデータアプローチから最高のフィレオフィッシュへ
現在、データに関わる仕事をしていることもあり、ふと、このフィレオフィッシュの怪奇現象について、もう少しデータで分析するべきではないかと思い始めた。しかし、分析といっても、私はもはやエンジニアではない。遠い過去に、ネットワークエンジニアとしてpingを撃った経験がある程度である。
しかし、そそり立った好奇心は抑えられず、非エンジニアとして、非力ながら、このフィレオフィッシュの怪奇現象の真相に迫りたいと思う。
そして、雨の日に最高のフィレオフィッシュを喰らうのだ。
まずは、フィレオフィッシュが売れる「雨の日」という漠然とした表現をデータにしてみたいと思った。
フリーで気象データを提供してくれるところはないかと調べたところ、OpenWeatherという気象データをAPIで提供してくれるオンラインサービスを発見。現在の天候や予測履歴を含む各種気象データの無料APIを提供してくれる、かなりイカしたサービスだ。このAPI、晴れとか雨とかのお天気だけでなく、雲、風速、気圧、降水量などのデータを含む天気予報をJSON、XML、HTML形式で提供してくれるらしい。形式ってCSVぐらいしか知らない私には「JSON、XML、HTML形式」ってのがよくわからないけど、まーやってみよう、フィレオフィッシュのために。
データ分析ツールは、仕事で絡みのあるsplunkの無償版を自分のMacにインストールしてみた。splunkにはAppという無償ツールがあり、OpenWeatherのAPIと連携してくれるツールOpenWeather Current Add-onも提供してくれてる。嬉しい。
第2時ベビーブーマーのおじさんには辛い・・・
splunkのインストールやOpenWeatherのAPI Keyの取得など、ネットにある情報を見ながら見よう見まねで、なんとなく完了。
splunkに、OpenWeather用のデータの入れ物(index)とか、APIに天気情報を取得したい場所の緯度経度とか取得時間の間隔とか設定。おじさん、猛烈に脳が疲れた・・・
OpenWeatherのサイトでAPI Keyの取得...
splunkにデータが入ってきた!!!
splunkで抽出したフィールドを見てみたら、なんか、すごいたくさんデータが入ってる。UVI指標(夜のデータなので0だけど)とか、露点、Feels likeという実際の温度に比べて何度ぐらいに感じるとかのデータもある。3時間毎の予測のデータとかも。一回のAPIコールに、50項目ぐらいのデータが入ってる。
しゅごしゅぎる。
第2話へ
なんかデータいっぱいあるし、ちょっと疲れたし、第1話はこのくらいにしておいてやろう。
今後は取得したデータをグラフにして雨の日の状態を視覚的に見えるようにしてみようか。ゆくゆくは、先日手に入れたFitbitで、私個人のバイタルデータも合わせて、最高のコンディションを見極めて至極のフィレオフィッシュを喰らいたい。
追伸
近くのマクドナルドの店舗からフィレオフィッシュの販売データもらえないかなぁ 笑