システム、プログラム、プロセス、ジョブの関係

単位	説明
システム	Linuxカーネルとユーザー空間のソフトウェア（シェル、デーモン、サービスなど）を含む全体
プログラム	実行前（実行可能）のコードやコマンド
プロセス	プログラムがカーネルによってメモリ上にロードされ、CPUで実行されている状態
ジョブ	シェルで起動されたバックグラウンドまたはフォアグラウンドのプロセスの単位

プロセスの監視

$ ps [オプション]

オプション	由来	説明
default	process status	- 実行中のプロセスの情報を表示
`a`	all	- すべてのプロセス（端末に関連しないプロセスも含む）を表示
`f`	forest	- プロセスの親子関係をツリー状に表示（`ps`で親子関係を視覚的に表示）
`u`	user	- 指定したユーザーのプロセスのみを表示
`x`	executing	- 端末に関連しないプロセスも表示
`-aux`	all, user, executing	- すべてのプロセスを詳細表示（`-e -f -x` の組み合わせに近い）
`-axf`	all, executing, full-format	- すべてのプロセスを詳細表示し、親子関係もツリー状に表示
`-e`	every	- すべてのプロセスを表示
`-f`	full-format	- 詳細な情報を含む完全なフォーマットで表示（親子関係も表示）

$ pstree [オプション]

オプション	由来	説明
default	process tree	- プロセスをツリー状に表示

$ top [オプション]

オプション	由来	説明
default	table of processe	- システムのプロセスとリソース使用状況をリアルタイムで表示
`-d`	delay	- 更新間隔を秒単位で指定（例：`top -d 3` で3秒ごとに更新）
`-u`	user	- 指定したユーザーのプロセスのみを表示
`-p`	process	- 指定したPIDのプロセス情報のみを表示
`-n`	number	- 指定回数の更新後に自動終了（例：`top -n 5` で5回更新後に終了）
`-b`	batch	- バッチモード（対話なし）で出力

killコマンド

$ kill -[シグナル名まらはシグナルID] PID
$ kill -s [シグナル名まらはシグナルID] PID
$ kill -SIGシグナル名　PID

# updatedb &

# fg ジョブ番号

# bg ジョブ番号

$ watch [オプション] 指定コマンド

オプション	由来	説明
default	watch	- 指定コマンドを一定間隔で繰り返し実行し、出力をリアルタイムで更新
`-n 秒数`	interval	- 更新間隔を秒単位で指定（デフォルトは2秒）
`-d`	difference	- 前回の出力と異なる部分をハイライト表示
`-t`	no title	- 画面上部のヘッダー（更新間隔やコマンド名など）を非表示
`-b`	beep	- 実行したコマンドが0以外の終了ステータスを返した場合にビープ音を鳴らす
`-p`	precise	- 指定した間隔で正確に更新を実施（処理時間の影響を考慮）
`-e`	exit	- 実行したコマンドが0以外の終了ステータスを返した場合にwatchを終了