起動プロセス
BIOS/UEFIの概要
- 最もハードウェアに近い部分を司るシステム
- 物理的なハードウェア(マザーボード)上に書き込まれている
- 電源を入れると、BIOS/UEFIが起動し、周辺機器の制御を行う
- BIOSの場合
- 記憶装置(HDD)等に関して最低限の認識を行う
- 起動デバイスの優先順位を決定する
- 各デバイスのMBRを読み込む
- MBR内のブートローダに制御を譲渡する
- UEFIの場合
- 記憶装置(HDD)等に関して最低限の認識を行う
- 起動デバイスの優先順位を決定する
- 各デバイスのGPTを読み込む
- GPT内のEFIシステムパーティション(ESP)を
/boot/efi
にマウントする - EFP内のブートローダに制御を譲渡する
- BIOSの場合
BIOSの特徴
- ユーザーインターフェース:テキストベースで、キーボード操作が必要
- サポートするディスク容量:MBR(Master Boot Record)形式を使用し、最大2.2TBまでのディスクに対応
- 起動速度:比較的遅い
UEFIの特徴
- ユーザーインターフェース:グラフィカルで、マウス操作が可能
- サポートするディスク容量:GPT(GUID Partition Table)形式を使用し、最大9.4ZB(9.4x1000x1000x1000TB)に対応
- 起動速度:高速なブートプロセスを実現
BIOS/UEFIで設定できること
- 日付と時刻
- 電源管理
- 起動デバイスの優先順位
- デバイスの有効/無効化
- デバイスのIRQ(Interrupt ReQuest:割り込み要求)の割り当て
Ping-t
ESP