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Chromium OS Custom Build の VirtualBox へのインストール方法

Last updated at Posted at 2016-05-02

今度は Chromium OS Custom Build を使用して Chromium OS の仮想化に挑戦。

前準備

  1. 元のイメージを 公式サイト から入手する。
  2. ダウンロードした圧縮ファイルを解凍する。
  3. VBoxManage を使用して VDI へ変換する。

ここまでは前回挫折した CloudReady の仮想化 と同じ手順。

仮想マシンの作成

名前: 任意の名前を設定する。

タイプ: Linux を指定する。

バージョン: Linux 2.6/3.x (32-bit) を指定する。
 (前回と同じ Other Linux(32-bit) を指定すると動きません)

メモリーサイズ: 1500 MB に設定。

仮想ハードディスクを搭載する

コントローラー: SATA に仮想ハードディスクを2機搭載する。
(コントローラー: IDE に仮想ハードディスクを搭載するとブートに失敗します)

1機目: VBoxManage で作成した VDI
 (インストールメディアとして使用する)

2機目: 空の仮想ハードディスクを新規作成する。
 (OS のインストール先として使用する)

システム設定

設定 > システム > マザーボード > PAE / NX を有効化 にチェックを入れる。

crosh 起動

  1. 仮想マシンを起動してログインする。
  2. crosh を起動して以後の操作を行うのだが ...... ここで一旦凍り付く。

crosh の起動方法が解らない!!

Qiita で探索してみると Ctrl+Alt+t で起動できるらしい ので試してみる。
(yasuki さん、ありがとう!!)

管理者権限を取得する

  1. 起動したシェルに shell と入力する。
  2. sudo su を入力して管理者権限を取得するのだが ...... 再び凍り付く。

パスワードが解らない!!

公式ページを探索すると、 初期パスワードは password らしい。

インストール先デバイス名を調べる

rootdev と入力する。
/dev/sda3 と返ってくるのだが、最後の数字を除いた /dev/sda
1機目の仮想ハードディスク(インストールメディア)のデバイス名。

今回は2機目の仮想ハードディスクに OS をインストールしたいので
デバイス名を知るべく
公式ページのガイダンスに従って disklist と入力するが ......

disklist実行結果
bash: disklist: command not found

コマンドが存在しない!?

ならばコレでどうだろう。

ls /dev/ | grep sda

sda
sda1
sda10
sda11
sda12
sda2
sda3
sda4
sda5
sda6
sda7
sda8
sda9

どれだよ!?

ちょっと削ってみる。

ls /dev/ | grep sd

sda
sda1
sda10
sda11
sda12
sda2
sda3
sda4
sda5
sda6
sda7
sda8
sda9
sdb

sdb か!?

長くなってしまったが、

  • /dev/sda = 1機目の仮想ハードディスク(インストールメディア)
  • /dev/sdb = 2機目の仮想ハードディスク(OS インストール先)

であろうと推測する。

OS インストール

chromeos-install --dst=インストール先装置名 --skip_src_removable
と入力すると OS インストールが始まる。
今回の(推定)インストール先は /dev/sdb なので
chromeos-install --dst=/dev/sdb --skip_src_removable で実行してみる。

インストールが完了したら仮想マシンを一度シャットダウンする。

インストールメディア除去

設定 > ストレージ > 1機目の仮想ハードディスクの割当てを解除 > 仮想マシン起動

これで終了。2機目の仮想ハードディスクから OS が起動する。

(1機目の仮想ハードディスクを割当てたまま起動すると
またインストールメディアの方が起動します)

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