418 I'm a teapotは,HTTPの中の特異なステータスコード.皆さんはこのステータスコードを知っているだろうか?
418 I'm a teapotって何?
418 I'm a teapotは、HTTP非標準のクライアントエラーステータスコードである.このコードは,サーバーがティーポットであり,コーヒーを淹れることを拒否していることを示す
起源と歴史
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誕生: 1998年4月1日、RFC 2324「Hyper Text Coffee Pot Control Protocol (HTCPCP/1.0)」の一部として発表された
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目的: エイプリルフールの冗談として、Internet Engineering Task Force (IETF)によって作成された
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意図: インターネット標準化プロセスへの風刺と、技術コミュニティにおけるユーモアの重要性を示すことを意図していた
技術的詳細
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プロトコル: HTCPCP(Hyper Text Coffee Pot Control Protocol)に定義されている
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使用状況: 実際のHTTP通信では使用されないが,一部のウェブサーバーやアプリケーションで実装されている
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レスポンス本文: 通常,このステータスコードと共に「Short and stout」(背が低くて太い)というメッセージが返される
文化的影響
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開発者コミュニティ: 多くの開発者に親しまれ,プログラミングの文化の一部となっている
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実装例: Google.com、Node.js、ASP.NETなど、有名なプラットフォームでイースターエッグとして実装されている
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グッズ化: Tシャツやマグカップなど、テクノロジー関連のグッズにもなっている
一時は消えかかっていた
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削除の提案: 2017年、HTTPの仕様から削除される可能性が浮上した
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保護: 「Save 418」運動が開発者コミュニティによって展開された
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結果: 多くの支持を集め、最終的に存続が決定した
意義
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技術的ユーモア: 厳格になりがちな技術標準に,ユーモアと創造性をもたらしている
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コミュニティの結束: このコードを守る動きは,開発者コミュニティの結束力を示した
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教育的価値: HTTPプロトコルやステータスコードの学習において,興味を引く話題として活用されている
418 I'm a teapotは開発者の中での文化になっているだろう.これからもネットワークの文化の一端になると思う.