毎年4月22日は「アースデイ」。
温暖化や環境問題に目を向け、個人や企業がそれぞれ行動を起こす日です。そして、1970年の初開催後、今や世界で10億人以上が活動やイベントに参加する特別な日になりつつあります。
近年、日本でもアースデイへの関心は高まってきています。たとえば、4/20(土)~4/21(日)には、渋谷区立宮下公園で「アースデイ東京2024」が開催され、クリエイター縁日や盆踊りを楽しみながら、さまざまな学びや人とのつながりを体験できるようですし、こちらのマップで家や職場近くのアースデイ関連イベントを検索することもできます。
また、イベントに参加する以外にも、この時期にあわせて海岸でゴミを拾ったり、リサイクル素材の服を選んで購入したり、個人でそれぞれに行動する人もいます。
そして、私たちJMP(ジャンプ)も組織として何ができるかを考え続けています。
その一例が、「Data for Green」(JMP Ecosystem Restoration Initiative)というプロジェクトです。JMPを活用してノースカロライナ州の本社社屋のエネルギー使用量と排出量を計測したり、太陽光発電の使用状況のデータを採ることで、企業活動が環境に与える影響をモニタリングしました。
また、環境保護団体、博物館、大学が、絶滅危惧種や野生動物、サンゴ礁等の調査、研究、保護を行う際に、JMPでさまざまなデータの分析が行われています。
これまでJMPは、環境保護活動に携わる方々がフィールドワークで得たデータを分析する際のツールとして、多くの団体や研究者の方々にご利用いただき、その活動をサポートしてきました。幾つかの事例を下にご紹介します。
WildTrack
デジタル写真と足跡アルゴリズムを活用し、絶滅危惧種を一匹一匹確実に救う活動を実施。
カリード・ビン・スルタン・リビング・オーシャンズ財団
予測モデルを用いてサンゴ礁の保護活動の優先順位を決定。
ノースカロライナ自然科学博物館
JMPを活用し、哺乳類の個体数分布のデジタルアーカイブを構築。
バージニア工科大学
キツネザルの行動についての学際的な研究で、保護方針、飼育環境の改善を目指す。
環境保護活動に携わる方々が、データに基づいて今後の正しい方針を決める際や、収集したデータを解析する際に、その活動がより効果的なものになるよう、私たちJMPがサポートできることを嬉しく思いますし、これからも継続してサポートを続けていきます。