4
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

チームのAI活用スキルのボトムアップを目指す「使用食堂開発(UCD)」を始めてみた話

Last updated at Posted at 2025-12-22

本記事は サムザップ Advent Calendar 2025 の23日目の記事です。


最近、社内施策で「使用食堂開発(Usage Cafeteria Development、略して UCD)」という取り組みを始めてみました。食堂に集まり、AIツールを使って開発しながら、お互いの使い方を見せ合って学ぶ取り組みです。

食堂使用してAIを使用して開発をする、そんな施策を今回紹介したいと思います。

unnamed (13).png

きっかけ:AI活用が個人に閉じていた

最近、ChatGPTやClaude Code、Cursor、CodexなどのAIコーディング支援ツールがかなり使われるようになってきました。コード生成やリファクタリング、設計、ドキュメント整理など、いろんな場面でAIが相棒になってきています。
しかし、AIの使い方が個人に閉じていて、組織内・チーム内で共有しにくいことが課題に感じていました。

  • あの人、めっちゃAI使いこなしてるらしいけど、どうやっているんだろう?
  • プロンプトはどう書いているの?と聞いても、実際のワークフローまでは見えない
  • 開発のどのタイミングでAIを使って、どこまで任せるのかがわからない

「プロンプトのコツ」ではなく「ワークフローそのもの」を見せ合える場が欲しくて、使用食堂開発(UCD)を提案しました。実際の画面が見えると、試し方が一気に具体的になるので、チームのAI活用をボトムアップで底上げできると考えたのが出発点です。

unnamed (7).png

場所:なぜ食堂か?

普段のデスク周りとは違う特徴があるので、食堂を選びました。

  • レイアウト的に隣の人の画面が自然に見える
  • カジュアルな雰囲気で、気軽に話しかけやすい
  • 飲み物を片手にリラックスした状態で参加できる
  • 部署横断的なコミュニケーションが生まれやすい環境

将来的に参加者が増えても集まりやすく、グループ間の移動もしやすいのも理由です。画面を覗きながら「それどうやってるの?」と自然に会話が生まれる環境を狙いました。

施策内容

基本設定

  • 頻度: 週1回(30〜60分)
  • 場所: 社内食堂(状況により代替場所)
  • 参加: 任意、事前準備不要
  • 形式: 1〜2名の作業を見せながら進めるライトなモブプロ形式

当日の流れ

  1. 事前準備不要でPCだけ持って集合
  2. 担当者が今日の作業内容とAI活用ポイントを一言共有
  3. 画面を見せながら実作業し、参加者がその場で質問や提案
  4. 終了後にSlackへ一言メモを投稿

実際にやってみて

まずはスモールスタートとして、所属チームのエンジニアで試しています。

20251216_175843-IMG_STYLE.jpg

参加者の感想・学び

実施中もさまざまな意見が飛び交い、想像以上に効果を感じています。

  • 他の人がAIを実際にどう使っているか見ることができた
  • 「そういうことができるの?」という発見がたくさんあった
  • AIツールの使い方が人によって全然違って驚いた
  • AIをワークフローのどこに挟むかを知ることができた
  • AI を使った並列作業は無理だと思っていたけど、実際に見て「できそう」と思えた
  • この作業のときはこっちのモデルを使ったほうがいい、といったモデルの使い分けの提案も出た
  • Cursor などの AI ツールで知らなかった機能や便利な使い方を知れた
  • Claude Code のスラッシュコマンドの工夫を知れた
  • 自分が普段使わない AI ツールを知れた
  • Git Worktreeの活用方法と実際のワークフローを知れた
  • エディタの新しいトリックも学べた
  • 自分のやり方にすぐ周りの人からのフィードバックがもらえた

などなど。
AI 活用や AI ツールだけでなく、開発で使用するツールや開発環境の整え方なども学べて、想像以上に良い施策になりました。

ブラッシュアップした点

画面共有の工夫

MacBookの画面を複数人で覗くと見づらい場面があったため、Slackのハドルで画面共有し、各自のPCで見られる形に落ち着きました。

場所は食堂以外もあり

社内の食堂1は外部の方も入れる場所のため、実務作業が難しいタイミングがあります。そこで参加者の意見を取り入れて、社内のゲームルーム2など別の場所で実施することもあります。

場所が食堂ではなくなっても、名前は使用食堂開発のまま実施しています。

文字起こし

SlackのハドルやZoomの文字起こし機能も用いて文字を残します。NotebookLMなどに文字起こしを食わせることで、その日の気づきや学びを整理することができるのでおすすめです。

まとめ

LT などで話を聞くだけでは、実際にワークフローにどう落とし込むのか、実際に導入してみることが難しいと感じていました。

しかし、実際の画面を見ることで、周りの人も「自分も試してみよう」と思えるようになります。また、その人にとっては当たり前のことでも、他人からしたら新たな発見・学びになるトリックに気づける機会にもなります。

「使用食堂開発(UCD)」は、想像以上に良い施策だと感じています。

もし社内に食堂やカフェスペース、リラックスして作業できる環境があるなら、こういう取り組みを試してみるのはいかがでしょうか。

おまけ:仕様書駆動開発のタイポ?

仕様書駆動開発のタイポじゃないの?と思うかもしれませんが、最初はそうでした。

実は、私用食堂開発とタイポしたのがきっかけで、「なんか面白い話に展開しないかな」と思ってなんとなく ChatGPT に投げたのが始まりでした。

image.png

こんなふざけた内容でも真面目に回答してくれるのがAIのすごいところですね。

image.png

image.png

チャッピーと話しながら内容を詰めていき、何度か話していくうちに、実際に開催した「使用食堂開発」になりました。

  1. サイバーエージェントのオフィス環境

  2. 社内のゲームルーム

4
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?