はじめまして。閲覧ありがとうございます。
詳細については後ほど説明いたしますが、まず初めに結論から記載いたします。
未経験から転職するためにやったこと
- 資格の取得
- 転職フェアへの参加
変えた考え方など
- 「人見知り」を変えた
- 勉強に対する意識を変えた
自己紹介
静岡県の地方出身。
高校卒業後に地元の工場に就職するも、エンジニアを目指して二十歳の時に上京。
なにかしらの知識や技術があるわけでも無く、強いて言えば特技がキーボードの早打ちとブラインドタッチであることくらい。
「エンジニアってかっこいいな。将来性もあるし手に職をつけたいし、目指してみようかな」くらいの気持ちでした。
経歴
・工場勤務(1年半)
・IT企業の事務職(2年)
・IT企業の技術職(3年)※職務内容はほぼ事務職
・IT企業の技術職(1年半~)
上京後はハローワークに通い未経験でも採用してくれるIT企業を探しましたが中々見つからず、職員から「未経験での転職はほぼ無理だよ」と言われたことで技術職は諦め、IT企業の事務職として転職しました。
(今考えるとなぜこの時に自分でろくに調べようともせず、ハロワ職員の言葉を鵜呑みにして諦めてしまったのかなぁとも思います)
事務職として転職後もやはりエンジニアになることを諦めきれず、再度転職。
しかし、未経験者歓迎という言葉に釣られて転職した先はいわゆる人売りと呼ばれるSES企業。
中には良い企業もあるとは思いますが、私が転職した先は最初の研修時に二週間だけエンジニアっぽい自社研修を受けさせたのち、後はコールセンターや事務職として働く現場に配属させるような企業でした。
配属時には「エンジニアとしての知識も学べるから最初はこういうのがいいんだよ~」などと言われましたが、実際にそこで3年間働き、今エンジニアとして働いている今改めて思います。
本当にもったいない時間を過ごしたな、と。
もちろんすべてが無駄だったわけではなく、その現場で働いたおかげて学ぶことができた大事な考え方などもありますが、エンジニアとして働く上での必要な学びはほとんどありませんでした。
だらだらとこの会社に3年間も務めず、もっと早くに転職のための行動をしていたら…というのは経歴上の一番の後悔ですね。
未経験から転職するためにやったことの詳細
1. 資格の取得
転職活動を開始する前準備として、「Java Silver」の資格を取得しました。
正式名称は「Oracle Certified Java Programmer」です。
これはプログラミング言語「Java」の知識やスキルを証明できる資格となっており、当然未経験の独学で取得するのはかなり難しかったです。
(途中勉強を放棄してしまったりなどでテキスト購入から資格取得までは10ヵ月ほどかかりましたが、未経験・独学で合格した勉強方法をまとめた記事もまた投稿したいと思います)
この資格を取得したことにより感じたメリットは以下の通りです。
①未経験者を募集していない企業からも話を聞いてもらえる。
②プログラミングに関する基礎知識が学べる。
③転職活動時、この資格を保有していることを高く評価してもらえる。
④資格保有していることもあり、転職時の職務階級を基準よりも高く設定してもらえた。
⑤エンジニアとして働き出している現在も、この資格を取得する上で学んだプログラミングの知識が大いに活用できている。
⑥転職前にプログラミングの知識や技術に触れることで、自分に向いている仕事なのかどうかを確認できる。
上記の通り、資格取得までの道のりはかなり大変でしたが、それに対するメリットはとてつもなく大きかったです。
「絶対にエンジニアとして転職したい」という強い意志を持つ人には心からおすすめします。
2. 転職フェアへの参加
資格取得後に転職活動を本格的に始めるにあたり、各転職サイトの登録情報の更新なども行いましたが、私が今の会社に転職するきっかけとなったのは転職フェアです。
参加したのはtype.さんのエンジニア転職フェアだったのですが、おそらくこれも1の資格取得をしていなければ、「未経験だけど参加してもいいのかな…」と及び腰になっていたと思うので、資格取得のメリットはここでもありました。
転職フェアは広い会場の中で色々な企業のブースがあり、参加者は好きなところへ話を聞きに行くことができます。
話を聞いて良さそうであれば、その場で面接の日程を入れていただくことも可能です。(ここは企業によるのかも…?)
そして、私の考える転職フェアのメリットについてですが、それは、
企業側が募集する条件に自分が合致していない場合でも、話を聞いていただけることがある、ということです。
「高卒、未経験、26歳にしては転職回数多め」と、どちらかというとマイナスな要素の方が多い自分ではありましたが、書類選考であれば確実に落とされるだろうなというような企業でも、転職フェアであれば直接お話をする機会を得ることができます。
私が今勤めている会社にもこの転職フェアがきっかけで転職することになったのですが、ここも元々は未経験者歓迎ではありませんでした。
会場を歩いているところ声を掛けられ、「未経験なのですが大丈夫ですか…?」と恐る恐る聞いたところなんとOK。
そのまま私の職務経歴書を見ながらお話をしてとんとん拍子に面接日程が決まり、4ヶ月後にはその会社の社員として働き出していました。
その時の人事の方に自分の何を評価していただけたのかを聞いたところ、「未経験なのに技術系の資格を取得していることから感じる情熱と努力家であること、それと話を聞いた時に感じた向上心の高さなど」とのお答えをいただきました。
これらも転職フェアにて対面でお話をしたからこそ感じてくれたことなのかなと思います。
未経験から転職するために変えた考え方などの詳細
1. 「人見知り」を変えた
これは私が変えて良かったと思う考え方の中でも、もっとも大きく影響を与えてくれたことです。
まず初めに、私は人付き合いが好きではなく、特に職場の人と関わることは嫌いと言ってもいいくらいの苦手加減でした。
仕事中に雑談を振られるのは嫌い。
休憩時間に話しかけられるのはもっと嫌い。
私が笑うと「いとまるさんって笑うんだね」と周りから言われるくらいに、とにかく職場の人付き合いが苦手でした。
しかし、IT企業の事務職として働いている時に、若手エンジニアで現場の人達との人付き合いが上手くいかず、どう扱うべきか社内でも悩まれているような男の子がいました。
現場の人とも上手く付き合えず、さらに同じ部署の人や上司とも折り合いが悪いというような人です。
この人は性格に問題があるという感じではなく、ただ極度の人見知りで人付き合いを積極的にしないというだけで、社内でも浮いた存在になってしまっていたのです。
(所属する現場と部署の雰囲気が極端にその人に合っていなかったというのもあるとは思いますが)
それを見て自分も人との関わり方を直した方がいいなと思い、初対面の人とも会話ができるように自分を矯正しました。
(矯正方法は離職期間中にイベントスタッフとしてアルバイトをして他人と話す機会を多く設けたりなどです)
結果、転職フェアや面談などでも明るめに話せるようになり、雑談なども交わすことによって人となりをより良く見ていただけるようになりました。
また、現在でも社内の人間関係や現場の人達との関わり方に大きく影響していて、最近では現場のお客様から「プロジェクトの次のサブリーダーはいとまるさんでも良いんじゃないか」というようなお話を営業にしていただけるくらいです。
必要最低限の会話しかしない過去の自分であればあり得ないことだっただろうなぁとしみじみ感じます。
2. 勉強に対する意識を変えた
私は勉強があまり好きではありません。
今は「あまり」ですが、前は「嫌い」でした。
勉強よりもゲームが大好きで、酷いときには三日間徹夜でプレイするほどのゲーム好きでした。
しかし、転職活動のために資格取得を目指し始め、そして挫折しかけている時に出会った医者の友人により、その考えを変えることができました。
その友人とはかなり仲が良く、頻繁に相手の家にお泊りしていたのですが、さすが医者というべきかその子の勉強をする頻度は本当に信じられないくらい多かったのです。
頻度いうよりも、勉強が自然と日常に組み込まれているという感じですね。
「本気でやる人はこんなにもすごいのか」と当時の私は目から鱗が落ちました。
そこで私がまずやったことは、相手が読んでいた自己啓発本を自分も読む、です。
とりあえず手軽にできることから真似してみようと当時の私は思ったのでしょうね。
そしてこれがなんと、影響されやすい自分には効果抜群だったのです。
医者の友人と出会う前は恥ずかしながら、「自己啓発本?意識高いね~」くらいのふざけた感想しか持っていなかったのですが、自己啓発本はかなりおすすめです。
早起きを勧める本を読む⇒早起きするようになる。
勉強を進める本を読む⇒もっとちゃんと勉強するようになる。
人付き合いの本を読む⇒職場で実践する。
というような感じで、私は自己啓発本を読むことで見事に感化され、勉強に対する意識だけでなく日常生活までも変わりました。
勉強というのは自分のメリットにしかならないのだという気付きは当たり前のことかもしれませんが、自分は改めてそれに気付くことができて良かったなと思います。
未経験からエンジニアとしての転職を目指しているが、勉強は気乗りしないなという方には、ぜひ一度自己啓発本を読んでみることをおすすめします。
効果があるかどうかは人によると思いますが、少なくとも私には効果抜群でしたので勧めさせていただきます。
まとめ
記事を書いていて思いましたが、自分の経歴にはかなり無駄が多かったなぁと改めて感じました。
今は無事エンジニアとして働き出すことができていて、また、有難いことに会社からは中々の高評価をいただいており、平均的に三年目以降の社員がなる職務階級に未経験から一年で昇級したりなど、比較的順風満帆なエンジニア生活を送っております。
色々なタイミングなど努力ではどうしようもないこともありますが、転職活動をする際に自分が感じた良かったことや悪かったことなどの経験が、同じように未経験からエンジニアを目指す人の助けになればいいなと思っています。
もし記事に関して他に気になることなどがありましたら、お気軽にコメントいただけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!