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統計検定2級に爆速で合格する。

Last updated at Posted at 2019-12-16

* 2019/12の記事になります.

この記事を読む前の注意事項など

この記事は自分が統計検定2級に合格するまでに行なったプロセスを記事にしています。自分のための備忘録&行なったことをまとめることと、同じような境遇の人の参考になって欲しいという理由からこの記事を書いています。
正直このタイトルは嫌い(合格すること自体が目的になっており、統計学を学ぶことが目的になっていないような気がするので)ですが、自分と同じく検定合格を目指す人に多くでも目に触れてもらえればと思いこのタイトルをつけさせてもらいました。

初めに

まず全体の流れとして
1. 合格するまでの期間や結果、前提条件などの話
2. 合格するまでにどのように勉強したか、参考書など
3. 試験についての話、CBTとPBTの違いなど
という流れで記事を書いていきます。

合格するまで

期間や結果

まず結論から書くと自分は約一ヶ月の勉強期間を経て、CBT方式で77/100で統計検定二級に合格しました。(そんな爆速じゃないというツッコミもあると思いますが、田舎に住んでいるためCBT方式ですら試験日が頻繁にあるわけではなく、期間が空いてしまったという背景があるので勘弁してください。。。) 毎日数時間程度まとまった時間で勉強することができれば前提知識にもよりますが、2週間程度で合格ラインにのるのは難しくないのかなぁと思っています。(※個人の感覚ですが)

前提知識など

  • 基本的な数学の知識(Σ、数2教科書レベルの積分、微分、組み合わせ(nCr)や順列(nPr)などの知識)のみあれば十分です。実際に自分もそのレベルしか今回の検定では使っていません。

(※以下あまり重要ではないですが)

  • 電卓の基本的な使い方(GT, MRなどの使い方を覚えれば勉強の効率がかなり上がる、そんな難しくない)

合格するまでの流れ、勉強方法や参考書など

ここはかなりシンプルです。参考書の数で言うと2冊で、過去問と1日あれば読み切れるレベルの入門書のみです。あとはWEBだけで勉強しました。以下流れを書いていきます。()の中は自分の学習した時間からの目安ですのでかなり個人差はあると思います。

1. 完全独習統計学入門を読む(一周/1日~3日)

小島寛之さんの統計学入門これはかなりオススメです。
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「これ以上何かを削ったら、統計学にならない」というギリギリの道具立てと簡単さで書かれた[超入門書]です。

といきなり書いてあるほどの入門書です。自分は大学の授業で2年ほど前に統計学入門(東大出版)で勉強しましたが、理解するのにかなりの時間を要しました。
この本は統計を全く知らない、一から学ぶ人に向けて書かれている本で、まとまった時間があれば1日で読み切れるほどライトなのでオススメです。

2. 統計学の時間|統計WEBをひたすらやり込む(3周/1~3週間)

統計学の時間|統計WEBは統計検定2級の範囲をぴったりカバーしています(もちろん全て解けるようになったからと言って、2級の問題を全て解けるようになるわけではありませんが)、統計検定2級の勉強にはかなり役立つサイトです。練習問題がついていて自分の知識の確認もできるので、正直これを使って勉強するだけで2級は合格できると思います。
内容としても、そこまで難しい数式なども書かれていないので、スラスラ勉強できます。
自分はStep0.初級編を飛ばして、Step1.基礎編のみ行いました。3周ぐらいしました。

3. 過去問題集を解く(1周/3日~1週間)

公式の問題集を解きます。
51LUvcB6N5L._SX350_BO1,204,203,200_.jpg

やはり過去問から傾向を掴み取るのは大事です。これをやるとどのような問題が出るのか何となく分かってくると思います。PBTの問題が6回分です。一回90分なので9時間あれば一周できる計算です。(間違いを確認したり答え合わせを考えると15時間ぐらいあれば十分(?))
自分は一周してあとは間違った問題をもう一回解いたぐらいです。

実際の試験についての話

統計検定2級には試験の方式が二つあり、

  • 試験日が決まっていて紙ベースで試験を受けるPBT方式
  • 試験日が受ける場所ごとに決まっていてコンピュータベースで試験を受けるCBT方式
    があります。2級まではCBT方式が対応しており、CBTはいつでも受験可能なので自分はCBT方式で受けることにしました。

PBTとCBTの試験内容に差はあるの?

問題数は紙媒体の試験とほぼ同じです。試験問題はプールされている問題からコンピュータでランダムに出題されるそうです。なので個人ごとに問題が異なります。詳細は公式サイトで確認できます。
しかし、個人的には紙媒体との多少の傾向の違いは感じました。この方の記事が非常に自分の感じたことに近かったので貼らせていただきます。

個人的なCBTの難点

紙ベースだと計算用紙と問題が近いので計算しやすいのですが、コンピュータベースだと画面が遠くなってしまうので、結構解き辛かった印象です。どこまで電卓に入力をしたのか忘れてしまい、計算し直し...ということが何度もありました。

結果

と色々ありましたが、無事で統計検定2級に合格できました。
スクリーンショット 2019-12-16 23.39.50.png
今回の勉強を通して、軽く統計のことが知れたのでよかったなと思ってます。これからもっと統計についての知識を深めるため勉強していきたいです。

余談

参考書の部分で統計学入門 (基礎統計学Ⅰ)(東京大学出版会)に触れましたが。これは実際かなりいい参考書だと思います。ただ今回の統計検定2級に合格するためだけにフォーカスするのであれば難しい部類になってしまうという感じです。今自分でこの教科書を読んでみて前提の知識がある分以前と比較して感覚的にかなり読みやすくなりました。また理解が浅かった部分も明確になってきたので、今後これで勉強して統計の基礎をつけたいと思っています。
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最後に

あくまで自分の行なった勉強方を羅列しただけになりますが、これから統計検定2級を受ける皆さんの参考になれば幸いです。ここまで読んでいただきありがとうございました。

以下自分が勉強を始める前に参考にした方々の記事です

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