最初に結論
- アマチュア無線4級が必要だよ
- 免許証をとっても2ヶ月ぐらいは使えないよ
- 必要な手続きは多いよ
- 免許の取得から起算すると、総額60,000円ぐらいで財布が悲鳴を上げるよ
VTXって?
- Video Transmitter
- カメラ映像をFPVゴーグルやモニターなどの受信器へ無線送信するための送信機
- 基本的にはカメラは別に入手する
- 詳しくはこのあたり参照:ドローンFPVで使用するVTX~種類や活用シーンを詳細に説明します
以下はFoxeer社が提供するVTXの一つ
電源や送信する映像を流す信号の線をはんだ付けでつなげて使用する
画像引用:ヘリモンスター - Foxeer Reaper Nano V2 VTx 5.8G 72CH 350mW Tramp
何をしたの?
ラジコン的な何かにVTX積んで遊んでる
写真はtoioコアキューブに積んだやつです。
なぜ5.8GHz帯のVTX?
- 20 ms〜40 ms程度の低遅延で映像を送れるドローン用のカメラに興味をもった
- 映像サイズにもよるが、Wifiカメラだと大体100 msに抑えられれば頑張ったほうなはず
- こちらのブログを見る限り、結構ハックの余地がありそうだったので後述のアマチュア無線の免許取得から頑張ってみようと決意した
結局どんなことをしなきゃいけないの?
段取りは下記
- アマチュア無線4級以上の試験に合格する
- VTX本体と系統図の取得
- JARD(日本アマチュア無線振興協会)からVTXの基本保証書を発行してもらう
- 無線従事者免許証を発行してもらう
- 一ヶ月わいわい楽しむ
- JARDの基本保証書発行時のメールに向けて「調査報告書」のメールを送る(書き方はメールに書いてある)
つまりこんなやつが必要
無線従事者免許証
試験に合格して90日後に届く
系統図
VTX購入時についてきたものをJARD・総務省へ提出
二次業務の周波数の使用に当たっての確認書
以下のリンクでword形式にて入手可能
基本保証書
JARDからメールでPDFが届く
無線局免許状
免許状の申請後に届いたやつで、返送用の封筒を送って発行したもの。
ただ、今は電子化されたため封筒を送らなくてもシステム上から閲覧できるようになったので、発行までの手間がなくなった。
ちなみに下記は免許状の電子化が始まる1日前に取得したやつ。貴重!
調査報告書
JARD宛にメールで返信する。基本保証書発行時にフォームが書いてあるので、フォームをコピーして返信で回答する。
費用
どれだけ強いVTXを組むのか次第ではありつつ、基本手続きの費用の方がかさむ。
手続き系
免許証は一回取得すればOKだが、免許状はVTXなど無線局ごとに取得する必要あり。
- 第四級アマチュア無線技士の取得:26,250円 http://qcq.co.jp/34ama/seminar.html
- 一応一発試験で実施する方法もあるが、講習込だと9割以上の人が合格しているのでこちらがおすすめ
- 110円切手1枚(簡易書留をご希望の方は460円分)、証明写真代も別に用意
- JARDのアマチュア無線局の基本保証書:5,500円
- VTXは基本的に技適通っていないので、自分で基本保証を取らないといけない JARD - 基本保証(開設・変更・増設・取替)
- アマチュア無線局の免許状申請手数料:2,750円
送信機(VTXなど)
以下の内容は一例
電源は秋月や千石で売っているような電池ボックスをつかってもOKだが、5Vまで昇圧する必要あり。
困ったらヘリモンスターさんで購入することをオススメします。何度かお問い合わせさせていただいたのですが、詳細な回答が頂けています。また、VTX購入時に系統図をあわせてくれることが多いです。
また、JARDの保証書発行対策としてリンク先のPDFでリストアップされているか見てみると良いかも:【参考】 JARDにおける保証実績(ドローン等に搭載するVTX一覧)
-
Foxeer Reaper Nano V2 VTx 5.8G 72CH 350mW Tramp: 3,980円
- 系統図付き
- Happymodel Linear Dipole 5.8Ghz Antenna Mobula6 2024/Mobula7 1S/Mobula8 用 (U.FL コネクタ付き) - 47mm: 185円
-
5V Voltage Booster Module 5V昇圧モジュール (5pcs) - 450円
- 電源が5V出ている場合は不要
- BETAFPV C03 FPV Micro Camera V2.0 with Canopy [BF-01060022]: 2,100円
受信器
以下の内容は一例
基本的にはゴーグルだが、後述のOTG対応みたいなやつを使えばPCで映像を受信できる。
- BETAFPV VR03 FPV Goggles (DVR) [BF-01080004_1]: 12,980円
- RXCRC 5.8G 56CH Audio FPV Receiver UVC OTG Analog AV signal For Android Mobile Phone Tablet Smartphone Transmitter RC Drone: 6,000円ぐらい?
時間てきな所
アマチュア無線4級試験の合格通知から起算して、2ヶ月で免許状発行まで行ければ早い方。
- アマチュア無線4級に合格した後、免許証明書発行まで1ヶ月半はほぼ確実にかかる
- 差し戻し無し前提で、JARDのアマチュア無線局の基本保証書の発行に大体1週間~3週間ぐらい
- 差し戻し無し前提で、免許状の発行に大体1~2週間ぐらい
免許状発行までの手続き
総務省のページが変わってしまったが、基本的な入力欄は変わらないはず。もしかしたらまたべつの記事でまとめるかも。
ただ、簡単なVTXであれば辛いのは1回めだけで、二回目以降は前回申請データを使いまわして変化点だけを設定していくのでヌルゲーになる。
このあたりのYoutubeを参考に実施していく
- 【FPVドローン】〜開局申請方法〜最新じゃなくなりました🥺※基本は変わらず
- 【有料級】FPVドローンの開局申請について徹底的に解説します!
- JARD - 電子申請による手続きの場合 - ①新たに免許(開設)申請を行う場合の関係フォームへの記入例
ハマりポイント
想像以上にブービートラップが多いので気をつける
-
系統図の入手漏れ
- 購入時に系統図が入っていることを確認する
- 印刷物で渡されたときにはスキャンしてデータにしておく
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JARDと総務省にわたす「二次業務の周波数の使用に当たっての確認書」忘れ
- 二次業務の周波数の使用に当たっての確認書からWordをDLし、二次業務の周波数の使用に当たっての確認書に関する記入例を参考に書く
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「基本保証書」漏れ
- 手順を踏むとわかるが、総務省への届け出の書類をある程度書き上げて、提出せずに印刷ページから申請書のPDFを取得する必要がある
- 間違って提出すると差し戻しされる
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JARDへの「基本保証書」申請時の「受付番号」忘れ
- 免許状発行後1ヶ月後に提出する「調査報告書」に必要
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「総務省への届け出」データの一時保存漏れ
- 基本保証書作成用の申請書データのPDFを用意した後に、一時保存せずページを消すとフォームの入力欄が全てリセットされ、最初からやり直しになる
-
無線局免許状発行から1ヶ月後にあるJARDへの「調査報告書」忘れ
- 総務省から督促状が来るっぽい
最後に
誰でも簡単にできる訳では無いが、突破した後の清々しさは半端ない!
- 無線従事者免許を取得した後が本番
- 申請は多いが、慣れると楽
- ヘリモンスターさんはいいぞ
よき5.8 GHz映像伝送ライフを!
