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Excelを捨てる前に。データ屋が今でも使うExcel機能10選

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Last updated at Posted at 2026-07-06

「脱Excel」

データ分析やDXの文脈で、一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか。

確かに、データ量が増えたり、複数人で利用したりする場合は、BIツールやデータ基盤の導入が有効です。

しかし、だからといってExcelが不要になったわけではありません。

実際、私自身は普段TableauやBigQueryを扱う仕事をしていますが、それでもExcelを使う機会は少なくありません。

今回は、「脱Excel!」と言う前に知っておきたい、データ活用の現場でも役立つExcel機能を10個ご紹介します。

1. テーブル機能(Ctrl + T)

まず最初に紹介したいのがテーブル機能です。

Excelの中でも特に重要な機能だと思っています。

データ範囲を選択して、

Ctrl + T

を押すだけでテーブル化できます。

テーブル化すると、

  • フィルターが自動で付く
  • 数式が自動でコピーされる
  • 行追加時に範囲が自動拡張される
  • ピボットテーブルとの相性が良い

など、多くのメリットがあります。

もしまだ使ったことがないなら、今日から使ってみてください。

2. XLOOKUP

VLOOKUPを使っている方は、ぜひ覚えておきたい機能です。

例えば、

  • 左方向の検索ができる
  • 列番号を数えなくて良い
  • 見つからない場合の値を指定できる

など、VLOOKUPの弱点をかなり解消しています。

最近のExcel環境であれば、まずはこちらを使うことをおすすめします。

3. ピボットテーブル

Excelの代表的な集計機能です。

データ分析の入り口として非常に優秀です。

例えば、

  • 月別売上
  • 商品別売上
  • 担当者別実績

などを数クリックで集計できます。

SQLを書かなくても分析の考え方を学べるので、初心者にもおすすめです。

4. 条件付き書式

大量のデータを確認するときに便利です。

例えば、

  • 目標未達を赤色表示
  • 締切超過を強調
  • 異常値をハイライト

などが簡単にできます。

私は進捗管理表や工数管理表でよく利用しています。

5. 入力規則(プルダウン)

地味ですが非常に効果があります。

自由入力を許可すると、

  • 東京
  • 東京都
  • TOKYO

のような表記揺れが発生します。

入力規則でプルダウンを設定しておくことで、入力ミスを大幅に減らせます。

データ活用において、「正しく入力してもらう仕組み」を作ることは非常に重要です。

6. スライサー

ピボットテーブルと組み合わせると便利な機能です。

ボタン感覚でデータを絞り込めるため、

「営業部だけ見たい」
「4月のデータだけ見たい」

といった操作が簡単になります。

Excelでも簡易的なダッシュボードを作ることができます。

7. Power Query

個人的に「脱Excelの入口」だと思っている機能です。

例えば、

  • CSVを毎日取り込む
  • 複数ファイルを結合する
  • 不要列を削除する
  • データを整形する

といった処理を自動化できます。

毎月同じ作業を繰り返している方は、一度触ってみる価値があります。

8. 区切り位置(テキスト分割)

CSVやシステム出力データを扱う際に便利です。

例えば、

山田太郎,yamada@example.com,090-xxxx-1234

から、

氏名 メールアドレス 電話番号
山田太郎 yamada@example.com 090-xxxx-1234

のようにデータを分割できます。

地味ですが、実務ではかなり利用頻度が高い機能です。

9. フラッシュフィル

Excelが入力パターンを推測して補完してくれる機能です。

例えば、

山田 太郎
鈴木 花子

から姓だけを抽出したい場合、

最初の1件を入力すると残りを自動補完してくれます。

知らないと手作業で頑張ってしまう機能の代表格です。

10. ショートカットキー

最後はショートカットです。

私がよく使うものをいくつか紹介します。

ショートカット 内容
Ctrl + T テーブル化
Ctrl + Shift + L フィルター設定
Ctrl + カーソルキー データ末尾へ移動
Ctrl + Shift + カーソルキー 範囲選択
Ctrl + 1 セル書式設定

覚えるだけで作業速度がかなり変わります。

Excelは敵ではない

データ分析の仕事をしていると、

「Excelはもう古い」
「全部BIツールに置き換えるべき」

という意見を耳にすることがあります。

しかし、現場では今も多くの業務がExcelで回っています。

そして実際のところ、Excelで十分解決できる課題も少なくありません。

もちろん、大量データの分析や全社的なレポーティングには、BIツールやデータ基盤が必要です。

一方で、

  • ちょっとした集計
  • データ確認
  • 試作
  • 一時的な分析

であれば、Excelは今でも非常に優秀なツールです。

まとめ

Excelは確かに万能ではありません。

しかし、だからといって捨てるべき存在でもありません。

重要なのは、

「ExcelかBIツールか」

ではなく、

「その課題に最適な道具は何か」

を考えることです。

私自身、TableauやBigQueryを使う仕事をしていますが、今でもExcelには何度も助けられています。

脱Excelを考える前に、まずはExcelの便利な機能を使いこなしてみる。

それも立派なデータ活用の第一歩ではないでしょうか。

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