モジュール/ライブラリ

モジュール

モジュールとは、Pythonのコードが書かれたファイルのことです。
別ファイルをモジュールとして読み込むことでそこに書かれたコードを利用することができます。

import

importを使うことで、モジュールを読み込むことができます。
モジュールを読み込んで使いたいファイルに、「import モジュール名」と記述することで、読み込むことができます。
※モジュール名はファイル名から「.py」を除いたものです。

script.py

import utils   # 「import モジュール名」

valid = utils.validate(1)   # 「モジュール名.関数名()」
print(valid)

utils.py

def validate(hand):
    if hand < 0 or hand > 2:
        return False
    else:
        return True

と記述することで、「utils.py」ファイルに記述した関数のコードを「script.py」ファイルで使用することができます。
「モジュール名.関数名()」と記述することで、モジュール内の関数を実行することができます。
引数をがある場合は、関数を使用する時と同様に()の中に書きます。

ライブラリ

上記では、自分でモジュールを作りましたが、Pythonには便利なモジュールがいくつか用意されています。これらのあらかじめ用意されているモジュールは標準ライブラリと呼ばれ、importを用いて読み込むことで便利な関数を利用できるようになります。

randomモジュール

randomモジュールに用意されている関数randintを用いて、値がランダムになるようにできます。
「random.randint(x, y)」と記述することで、xからyまでの整数をランダムに取得することができます。

例

import random

def num():
    return random.randint(1, 5)   # randint関数を用いて、1 ~ 5の数値をランダムに取得

random_num = num()
print(random_num)

出力結果

1 ~ 5 の数値がランダムに出力されます