#可変の明細が取得できるIQ Bot
IQ Botは以下のように、行数が可変の明細でも取得することができます。
ただし、「どんなに複雑な明細でも空気を読んでうまいこととってくれる!」というわけではなく、可変の明細を取得するためには一定の条件があります。
#IQ Botが可変の明細を取得する仕組み
ズバリ! ポイントは、テーブル項目の一覧のいちばん上の行にある「Table/section settings」の中の、「テーブル/繰り返しセクションに最適なフィールド」という部分です。
上記の例では「商品番号」が設定されていますが、これは「商品番号が切り替わるごとに、抽出する行を切り替えてください」という意味です。
以下、この「テーブル/繰り返しセクションに最適なフィールド」をキーと呼びます(繰り返しのキーになるので)。
商品番号をキーにすると、ここのように、商品番号の単位で行が抽出されていきますが・・・
例えば同じ帳票でも摘要欄をキーにした場合、摘要欄が切り替わるごとにIQ Botも抽出の行を切り替えるので、こんなかんじの抽出ぶりになります。
どの項目をキーにするべきかは、帳票や業務要件によって様々です。
例えば以下のような帳票であれば、「品名」や「金額」あたりをキーにするのが良いでしょう。
上記の帳票で、仮に「日付」などをキーにしてしまうと、IQ Botは日付が切り替わるまでを同じ明細行として認識しようとします。
#可変行の明細・とれる/とれないの見分け方
IQ Botが可変行の明細を取得する仕組みは上記のとおりなので、原則として、以下の条件を満たす必要があります。
- キーになる項目が決められること
- キーになる項目が「上揃え」の状態になっていること
可変の明細で、かつ「上下中央揃え」のような書式になっているものをたまに見かけますが、そうなると一筋縄ではいきません。
キーが決まらない場合でも、テーブルに対するカスタムロジックなど使って抽出できる場合もありますが、キーで切り替えられる帳票に比べると難易度が上がります。