そもそもんな事するな
いやー、今どきCentOS6.XとかCentOS5.X系を使うのやめましょうよー と言ったところで、やっちゃうのがお客さんです。
ま、やるっきゃないでしょう。
注意点
一番の注意点は、
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
でございます。
これは、MACアドレスと、ethXを結びつける情報が書かれたファイルです。
もともとは「eth0に表面、eth1に裏面ネットワークを接続した」状態で再起動をかけると、時々「eth0に裏面、eth1に表面ネットワークが関連度けされてしまっている」という現象が発生する事から、それを解消するために生まれた仕組みです。
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
には、MACアドレスとethXの組み合わせが記載されています。
# PCI device 0x15ad:0x07b0 (vmxnet3)
SUBSYSTEM=="net", ACTION=="add", DRIVERS=="?", ATTR{address}=="00:50:56:95:46:45", ATTR{type}=="1", KERNEL=="eth", NAME="eth0"# PCI device 0x15ad:0x07b0 (vmxnet3)
SUBSYSTEM=="net", ACTION=="add", DRIVERS=="?", ATTR{address}=="00:50:56:95:24:07", ATTR{type}=="1", KERNEL=="eth", NAME="eth1"
上記みたいな中身です。
これ、クラウド上で動く仮想マシンでは単なる邪魔者ですね。
何しろ、クラウドなんてMACアドレスなぞとっかえひっかえですので、固定する意味がありません。
という事で、この仕組ごと削除してしまいましょう。
(1)/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rulesを消す
mv /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules.date "+%Y%m%d"
echo "" > /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
(2) /lib/udev/rules.d/75-persistent-net-generator.rulesを消す
mv /lib/udev/rules.d/75-persistent-net-generator.rules /lib/udev/rules.d/75-persistent-net-generator.rules.date "+%Y%m%d"
echo ## > /lib/udev/rules.d/75-persistent-net-generator.rules
(3)/lib/udev/write_net_ruleを無効化
vi /lib/udev/write_net_ruleで中身を見て、以下の行を修正します
旧:#RULES_FILE='/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules'
新:RULES_FILE='/dev/null'
これで、マシン再起動で大丈夫です。
念の為、70-persistent-net.rulesをcatしてみて、空ファイルになっている事を確認してみて下さい。
空ファイルになっていたら成功です。
上記、やっておかないと、そのマシンのクローンを作る際に大変に困ってしまう事になります。クラウド情でCentOS6.X系を動作させているのであれば、まず第一にやっておくべき事でしょう。