各社のサービス
比較対象のサービスはMicrosoft Azure, AWS, Googleです。
各社ともオリジナルの量子コンピュータを研究開発しつつも、主にユーザー向けに提供しているのは別の他社のハードウェアで、それを自社サービスに統合してサービス提供しています。
Azure Quantum
AWS Bracket
Google Quantum AI
Azure、AWSとは違い、Google上では明示的にサービス提供してないのがGoogleの特徴。
GoogleはCirqというOSSフレームワーク経由で複数社のバックエンドサービス(ハードウェア)に接続します。
現状は、Cirqを使って、Google Quantum Engine APIを呼び出すしか方法がないです。
サポートマトリクス
プロバイダー | 方式 | Azure | AWS | Google Cirq |
---|---|---|---|---|
Quantinuum | イオントラップ | o | - | - |
IonQ | イオントラップ | o | o | o |
Alpine Quantum Technologies (AQT) | イオントラップ | - | - | o |
Rigetti | 超伝導 | o | o | o |
Quantum Circuits, Inc | 超伝導 | o | - | - |
IQM | 超伝導 | - | o | - |
超伝導 | - | △ | - | |
Google Sycamore | 超伝導 | - | - | o |
Pasqal | 中性原子 | o | - | o |
QuEra | 中性原子 | - | o | - |
光 | - | △ | - | |
量子アニーリング | - | △ | - |
凡例
- o: サービスに直接組み込まれて提供
- -: サービスに直接組み込まれてない
- △: 過去はサービスに直接組み込まれていたが、現在はサポート対象外となってしまった
2023春からの変更点
Azure, AWS, Googleで利用可能な量子コンピュータ-2023年版からの変化点です。
Azure
なし
AWS
- Oxford Quantum Circuits(OQC)が削除。AWSサイト上で2024-06-28以降は利用不可と記載あり。
- Xanaduが削除
- IQMが追加
- 3rd partyによるハードウェア接続にはキリがないので、PennyLane提供の各社SDKプラグインによるハードウェア接続は本記事のマトリクスから削除しました。これに伴い、以下のハードウェア表記をGoogle Cirqから削除しました。
- Quantum Inspire
- Honnywell