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自作スクリプトを全社員のPCへ!Intune Win32アプリで「スタートアップフォルダ」に自動配布する方法

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Last updated at Posted at 2026-04-27

はじめに

スクリプトやバッチファイルを、組織内のPCすべてに自動配布したい。しかも「ユーザーのログイン時に必ず実行されるようにしたい」。そんな時に最も確実なのが、Intuneを使って Windowsの「スタートアップ」フォルダへファイルを送り込む 方法です。

Gemini と共に構築した、Win32アプリ機能を活用した「ファイル配置の自動化」手順を詳しく解説します。

この記事の作成にあたっても、 Gemini を活用しました。

配布の戦略:直接コピーではなく「インストーラー」を走らせる

IntuneのWin32アプリ配布では、単一のファイルを送るのではなく、 「ファイルをコピーする役割のPowerShellスクリプト」 をインストーラーとして動作させるのがベストプラクティスです。

今回の例:ログイン時に自動で時刻同期を実行させる

時刻同期バッチファイルを、全端末のスタートアップフォルダへ配布する。

このとき、

で解説した「時刻変更権限の付与」と組み合わせることで、一般ユーザー環境でもエラーなく時刻同期が走るようになります。

準備する資材 (Sourceフォルダ)

  1. SyncTime.bat: 今回配布するバッチファイル。

で作成した ps1 ファイルを、配布を容易にするために

で、Base64化してバッチファイルにパッキングしたもの。

2. install.ps1: このバッチをスタートアップフォルダへコピーするスクリプト。

install.ps1
$batName = "SyncTime.bat"
# 全ユーザー共通のスタートアップフォルダ
$targetPath = "C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\StartUp"

# 実行中のフォルダにあるバッチをコピー
Copy-Item -Path ".\$batName" -Destination $targetPath -Force

Intuneパッケージ (.intunewin) の作成

で紹介した自動化スクリプトなどを用い、上記2ファイルを IntuneWinAppUtil.exe で1つのパッケージ(例: SyncTimeSetup.intunewin)にまとめます。

Intune 管理センターでの設定

  1. [アプリ] > [すべてのアプリ] > [追加] を開き、アプリの種類で [Windows アプリ (Win32)] を選択します。
  2. アプリのパッケージ ファイル: 先ほど作成した .intunewin をアップロードします。
  3. プログラム: ここが重要です。
    • インストール コマンド: powershell.exe -ExecutionPolicy Bypass -File install.ps1
    • アンインストール コマンド: cmd.exe /c del "C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\StartUp\SyncTime.bat"
    • インストールのコンテキスト: システム (System)
  4. 検出規則: 「アプリが正しく入ったか」を判断する条件です。
    • 規則の形式: 手動で構成する
    • 規則の種類: ファイル
    • パス: C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\StartUp
    • ファイルまたはフォルダー: SyncTime.bat
    • 検出方法: ファイルまたはフォルダーが存在する
  5. 割り当て: 配布したいデバイスグループを選択して作成します。

この方法のメリット

  • 全ユーザーに適用:
    C:\Users\... ではなく C:\ProgramData\... に配置することで、その端末を使う誰がログインしても実行されます。
  • 確実な実行:
    Intuneが定期的に「ファイルが存在するか」をチェックしてくれるため、ユーザーが誤って削除しても自動的に再配布(修復)されます。

おわりに

この記事の構成にあたっては、Gemini に、Intuneでの「システムコンテキスト」と「ユーザーコンテキスト」の挙動の違いや、削除されても復活させるための「検出規則」の最適解についてアドバイスをもらいました。AIを「インフラ設計の壁打ち相手」にすることで、ただファイルを送るだけではない、運用に耐えうる堅牢な配布フローを確立することができました。


免責事項
本記事の使用により生じた損害やトラブルについて、筆者は一切の責任を負いません。内容を十分に理解した上で、自己責任でのご利用をお願いいたします。

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