Arch Linux でスクロール可能なタイル型 Wayland コンポジター niri を使用している環境において、壁紙を設定する方法を3つ紹介します。
今回は壁紙描画ツールとして定番の swaybg を中心に解説します。
ユーザー名、使用画像ファイル名の例
-
ユーザー名:
user -
使用画像:
/home/user/Pictures/wallpaper.jpg
自分の環境に合わせて変更してください。
事前準備:ツールのインストール
まずは、壁紙を表示するためのバックエンドツール swaybg をインストールします。
sudo pacman -S swaybg
1. 設定ファイルに直接記述する(シンプル構成)
~/.config/niri/config.kdl に直接画像ファイルへのパスを記述する方法です。
設定方法
config.kdl に以下を追記します。
spawn-at-startup "swaybg" "-m" "fill" "-i" "/home/user/Pictures/wallpaper.jpg"
パスの指定について
~/Pictures/wallpaper.jpg のようなチルダを用いた省略記法は使用できません。必ず /home/user/... とフルパスで記述してください。
特徴
- メリット: 余計なファイルを作らず、設定が1箇所で完結する。
- デメリット: 壁紙を変えるたびに設定ファイルを書き換え、再ログイン(または niri のリロード)が必要。
2. Nautilus の「背景として設定」を活用する(中級編)
GNOME のファイルマネージャー(Nautilus)の機能を利用して、設定ファイルを書き換えずに壁紙を運用する方法です。
Nautilus で画像を右クリックして「背景として設定」を選択すると、内部的に ~/.config/background というファイル(中身は画像データ)が作成されます。これを利用します。
設定方法
~/.config/niri/config.kdl に以下を追記します。
spawn-at-startup "swaybg" "-m" "fill" "-i" "/home/user/.config/background"
特徴
-
メリット: 一度設定してしまえば、以降は Nautilus 上で右クリックするだけで壁紙が切り替わる。
config.kdlを触る必要がない。 - デメリット: 他のファイルマネージャーを利用している場合、Nautilus をインストールする必要がある。
3. Waypaper を利用する(GUI管理編)
GUI フロントエンドである Waypaper を使い、直感的に壁紙を管理する方法です。
インストール
AUR からインストールします(例:yay 使用時)。
yay -S waypaper
設定方法
- まず、メニューから Waypaper を起動し、GUI 上で好きな画像を選択して適用します。
- ログアウト後も設定を維持するため、
~/.config/niri/config.kdlに以下を追記します。
spawn-at-startup "waypaper" "--restore"
特徴
- メリット: GUI でプレビューを見ながら即座に壁紙を変更できる。ログアウトの必要がない。
- デメリット: 別途ツール(Waypaper)の導入が必要。
まとめ
| 方法 | 手軽さ | 変更のしやすさ | おすすめの人 |
|---|---|---|---|
| 直接指定 | ★★★ | ★☆☆ | 設定をシンプルに保ちたい人 |
| Nautilus連携 | ★★☆ | ★★☆ | ファイルマネージャーをよく使う人 |
| Waypaper | ★☆☆ | ★★★ | 気分に合わせて頻繁に壁紙を変えたい人 |
ご自身のスタイルに合わせて選んでみてください。