この記事は、Raycast Advent Calendar 2025の8日目の記事です。
はじめに
こんにちは、ひるげです。
皆さんは「Raycast」というツールをご存知でしょうか?
Macユーザーの間では非常に評価が高いランチャーアプリで、Windowsユーザーの私は指をくわえて見ていました。
そんなRaycastのWindows版が、2024年11月についに公開されました。
私も早速導入してみたのですが、PC操作の効率が劇的に向上し、感動しました。
今回は、そんなRaycastの概要と、私が実際に行っているおすすめの設定についてご紹介します。
Raycastとは
Raycastは、キーボード操作を中心とした多機能なランチャーアプリです。
特定のショートカットキー(デフォルトでは Alt + Space)を押すとコマンドパレットが表示され、そこから様々な操作を呼び出すことができます。
主な機能と私の使い方
基本機能だけでも、日常的なPC操作の多くをショートカットから行えるようになります。
アプリランチャー:
アプリ名を数文字入力するだけで起動できます
ホットキー設定:
頻繁に使うアプリや機能を、特定のキー操作一発で呼び出せます
例:Notionは Alt + N に、Geminiは Ctrl + Shift + Enter で呼び出せるように設定しています(QuickLinkとの組み合わせが必要)
Clipboard History:
過去にコピーしたテキストを呼び出して貼り付けられます。私は Ctrl + Shift + C で起動するようにしています。一回ずつコピー&ペーストを繰り返すより、まとめてコピーして、まとめてペーストした方がウィンドウの移動を抑えられるので快適です。
電卓・単位変換:
わざわざ電卓アプリを開かなくても、Raycast上で簡単な計算ができます。
豊富な拡張機能
Raycastの大きな魅力は、拡張機能を追加できる点です。
既に多くの拡張機能が揃っているうえ、必要とあらば自分で拡張機能を作成できるらしいので、痒い所に手が届く感じがしていいですね。
例えば以下のような拡張機能があります。
- Deepcast: 選択したテキストをDeepLで翻訳する。Clipboard historyと組み合わせると強力
- GitHub: リポジトリの検索やプルリクエストの確認
- Notion: ページの検索や新規作成
これらが全て、一つのコマンドパレットからシームレスに行えるようになります。
PowerToysユーザーにもおすすめ
Windowsには「Microsoft PowerToys」という便利なユーティリティツールがありますが、Raycastはその中のランチャー機能(PowerToys Run)などを、より高機能かつ拡張性が高い形で実現している印象です。PowerToysを愛用されている方なら、Raycastの便利さもすぐに実感できると思います。
導入方法と設定の共有について
Windows版は、Microsoft Store経由でダウンロード可能です。
また、公開当初はできなかった設定のエクスポート・インポート機能が、12/4のアップデートで実装されたようです。これで複数端末での環境移行も楽になりますね。
Raycastを導入する利点
なぜ、ここまでショートカット操作を重視するのか?
それは、ホームポジションから手を離してマウスやトラックパッドを操作する時間を減らすためです。
キーボード入力中にマウスへ手を伸ばす動作は、微小なタイムロスであり、集中を途切れさせる要因にもなり得ます。
例えば、Wordでファイルを上書き保存するとき、わざわざマウスで「ファイル」タブをクリックして「保存」を選ぶ人は少ないでしょう。多くの人が Ctrl + S を使っているはずです。
Raycastは、あの快適な操作感を、PC操作全体に拡張してくれるツールだと言えます。自分好みのショートカットを定義していくことで、思考のスピードに合わせて快適に操作できるようになります。
おすすめの設定
機能が多いので最初は戸惑うかもしれませんが、私は以下の順序で設定を行いました。
1. 使わないアプリのチェックをOFFにする
設定画面(Settings > Extensions)を開くと、インストールされているアプリが一覧表示されます。
ランチャーの検索結果を整理するために、普段使わないアンインストーラーやヘルプファイルなどのチェックを外しておきましょう。必要になったら適宜ONにしていく感じでいいと思います。
2. よく使うアプリにホットキーを設定する
これが最も効率化を実感できる設定です。
設定画面から、頻繁に使うアプリに直接ショートカットキー(Hot Key)を割り当てます。
おすすめは Alt + (アプリ名の頭文字) です。
こうしておくと、既存のショートカットとの衝突を避けながら、覚えやすいショートカットを設定していけると思います。(例:Cursor → Alt + C、Slack → Alt + S)
3. 拡張機能を導入する
Raycastのパレットから「Store」を呼び出し、自分が使っているサービスの拡張機能を探してみましょう。
私は以下を導入しています。
- GitHub
- Notion
- Deepcast (DeepL翻訳機能の拡張)
- Spotify Player
4. その他の機能
Start/Pause Media:
音楽の再生/一時停止です。ファンクションキーは少し遠いので、私は押しやすい Alt + . に割り当てて、BGMを瞬時にコントロールできるようにしています。
Confetti:
画面上に紙吹雪を舞わせる機能です。実用性はありませんが、ちょっとした気分転換になります(笑)。
おわりに
ここまで紹介したように、Raycastはあらゆるアプリ操作にショートカットキーを割り当てられるランチャーアプリです。
効率化ツールにありがちな「慣れるまでの修行期間」が非常に短く、導入した直後から便利さを実感できる点も魅力だと思います。
私も導入したばかりで現在進行形で模索中なので、設定はこれから変わっていくかもしれません。
もしおすすめの設定や拡張機能があれば、コメントで教えてもらえると嬉しいです。
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