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技術書読書メモの付け方 ~読んだ本を血肉にする~

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はじめに

こんにちは、ひるげです。

皆さんは技術書を読むとき、何か記録を残していますか?
「納得感をもって読み進め、完璧に理解したつもりでも、一週間後にはほとんど内容を覚えていない…」
そんな経験、一度はあるのではないでしょうか。

今回は、私が実践している「技術書の読書メモの付け方」についてご紹介します。

読書メモの重要性

そもそも、なぜわざわざ時間をかけて読書メモを取るのでしょうか?
私が考える理由は主に以下の3点です。

1. 後から見返せる

人間はどうしても忘れてしまう生き物です。
長い間触っていない言語の構文を、事細かに覚えておくことは不可能です。「あれ、ここどう書くんだっけ?」と思ったときに、すぐに参照できる自分専用のチートシートがあることは、開発効率を大きく向上させます。

2. 自分の言葉でまとめることで、理解が深まる

本の内容をそのまま書き写すのではなく、「自分の言葉」にしようと咀嚼することに意味があります。
このプロセスを経ることで、知識が脳に定着しやすくなります。

3. 「理解したつもり」を防ぐ

半年ほど前、本を読みながらチャットAIに内容を話し続け、章の終わりに「この章の内容を要約して」と言ってまとめさせる方法を試したことがありました。しかし、この方法ではその本の内容はまるで頭に定着しませんでした。
AIが完璧な要約を作ってくれたとしても、それは「AIが理解した」のであって、「私が理解した」ことにはならないのです。

読書メモの付け方

それでは、具体的な読書メモの付け方について解説します。

ツール選定

ツールは、自分が使いやすいものであれば何でも構いませんが、基本的にはNotionかObsidianが良いと思います。

私は読書メモ以外も含めた全てを一元管理したいのでNotionを使っていますが、AIとの連携まで踏まえるとObsidianが良いと思います。
もし迷うのであれば、一旦Obsidianに挑戦し、合わなかったらNotionにするのが良いと思います。

含めている項目

私の読書メモの構成要素は、主に以下の3つです。

目次

各章のタイトルを記載します。本全体の構造を把握し、後から目的の情報にアクセスしやすくするために必要です。

ハイライト

ここが読書メモのメインです。各章の重要事項を「自分の言葉」で記載します。

ポイント:
「読書メモだけ見れば本の内容が全て分かるようにしよう」と思って、全文を書き写すようなことは避けてください。「これ後で使いそうだな」「この概念は重要だな」と思う部分だけを抜粋するようにします。
良い意味で情報を「削ぎ落とす」ことが、読書メモを続けるうえで重要です。完璧主義に走るより、まずは量をこなすことで徐々に勘所を掴んでいきましょう。

感想

本全体を読んだ感想を自由に記載します。
新鮮だった知識、印象に残った考え方、今後の自分の学習計画や目標などについてまとめるのも良いでしょう。

私の読書メモ例 『初めてのGo言語』

百聞は一見に如かずということで、私が実際に『初めてのGo言語』を読んだ際に作成した読書メモの例をお見せします。

image.png

私はNotionで読書メモを管理しています。
先ほどは触れませんでしたが、「読書開始日」と「読了日」をメモしておくのもいいと思います。
あとで似たような本に触れる際、「こういう本って読むのにどれくらいかかるんだっけ」という相場をつかみやすくなります。

目次

image.png

本の目次構成をそのまま写しています。
これがあることで、全体像を把握しやすくなります。
ただ書き写すだけでなく、各章の内容を一言でまとめておくのもアリだと思います。

ハイライト

image.png

image.png

章ごとに「重要だと思った点」を自分の言葉でまとめています。

基本的な構文や実装パターンなど、後でそのまま使えそうなコードは、以下のようにコードブロックを使って記載するようにし、それと同時に、各本ごとのGitHubリポジトリを作ってそちらにも記録するようにしています。

また、「本を読んで生じた疑問点」や「過去に触れたことのある技術との類似点・相違点」のような「本に書かれていないけど自分にとって有益な知識」は、必ずこのハイライトの中にまとめるようにしています。

感想

image.png

最後に、こんな感じで短く感想を書きます。 必要に応じてコンサイス版を作り、「自分専用チートシート」的な運用をするのも良いでしょう。

以上が、私の付けている読書メモの全容になります。

おわりに

読書メモは、知識を正しく蓄積させていくために必須のプロセスだと私は考えています。

「この読書メモをつける時間で、次の本が読めるのでは?」という気持ちも痛いほど分かります。しかし、中長期的に見た時、明らかに読書メモを付けたほうが効率が良いように感じます。
読書メモを付ける時間というのは、単なる作業時間ではなく、本の上にある知識を、自分の領域に持ってきて、血肉にしていく時間そのものなのです。

ここで提示した読書メモの付け方に関しては、人によって合う合わないがあると思います。ぜひ、自分なりのやり方を試行錯誤してみてください。

それでも、「自分の言葉でまとめる」というプロセスだけは、絶対に省くことはできないと私は確信しています。

現代、AIは様々な知識をその場で授けてくれる便利なツールになりました。しかし、これらAIはあくまで「その場の知識」を授けてくれる存在に過ぎません。

結局のところ、自分の血肉となる本物の知識を得るためには、自分自身の脳を働かせるほかないのではないでしょうか。

というわけで、自分にあったやり方で読書メモを付け、地力を高めていきましょう!

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