Pepper Advent Calendar 2018 の18日目です。よろしくお願いします。
#はじめに
笑ッカソン2018に参加させていただく際に、あったら便利かなと思って作成したアプリを公開します。
当日はもっとすごいアプリがあって、このアプリは使わなかったんですが、何かの機会に使っていただければ、また、何かの参考になれば幸いです。
また、接続先のURLをQRコードとして表示してはどうかというアドバイスをいただいたので、今回の公開を機に対応しました。
- Pepperを使った動画で笑いを生み出せ!「笑ッカソン2018」が開催(https://robotstart.info/2018/11/07/waraihackathon2018.html)
#注意事項
ソフトバンクロボティクス株式会社のPepperを活用し、独自開発したものです。
#開発環境
MacOS Mojabe 10.14.1
Choregraphe 2.5.5.5
Pepper
#ソース
ソースはこちらで公開しています。
#使い方
##PC用のHTMLを編集する
PC用のHTMLは、/html/cms/index.html になります。サンプルでいくつかボタンを定義していますので、これをもとにボタンの2つの属性(event-name,event-param)を編集してください。
##アプリを実行する
アプリを実行すると、PepperのタブレットにQRコードが表示されます。アプリの起動の仕方によって、次の2つのいずれかが入ったQRコードが生成されていると思います。このURLにPCまたは、スマートフォンのブラウザ(Chromeのみ)から接続してください。
- http://(IPアドレス)/apps/.lastUploadedChoregrapheBehavior/cms/index.html
- http://(IPアドレス)/apps/warak-44da1e/cms/index.html
接続する際に、BASIC認証のボックスが表示されますので、PepperのID,パスワードを入れてください。接続に成功すると「接続しました。」とPepperが発話します。
##ボタンをクリック
HTMLが表示されたら、あとは好きなボタンをクリックするだけです。連打対策は行なっていませんので、ご注意ください。
##アプリ終了
Pepperの後ろバンパー長押しで終了します。
ボタンクリックを行うと、「warak/cms/Tapper/View/ButtonTouched」イベントがPepperに通知されます。
例: イベント名(say)にイベントパラメータ(こんにちは)を指定
<button type="button" event-name="say" event-param="こんにちは">発話(say)</button>
対応するPepper側では、「warak/cms/Tapper/View/ButtonTouched」の引数のイベント名(event-name)を判断し、それぞれの専用のボックスにイベントパラメータ(event-param)を渡しています。
イベント名を増やすことで、例えば moveイベントを追加して、移動させることも可能になります。
#イベントについて
このサンプルで対応しているイベントは以下の通りです。拡張して遊んでみてください。
イベント名 (event-name) |
イベントパラメータ (event-param) |
説明 |
---|---|---|
say | 発話文字列 | 指定された文字列で発話します |
animatedsay | 発話文字列 | 指定された文字列で発話します(animated) |
sound | "1" | 音楽を再生します(サンプルでは"1"のみ) |
tabletcolor | "1"から"9" | タブレットの色を変えます |
eye | "1"から"9" | 目の色を変えます |
motion | "1"から"3" | モーションを実行します |
tablet | "1" | 特定の画像をタブレットに表示します(サンプルでは"1"のみ) |
custom | "1" | モーションと特定の発話をしたいときなど(サンプルでは"1"のみ) |
#最後に
笑ッカソン2018は、すごく新鮮で楽しかったです。みんなで同時にPepperを動かすのに、1つのアプリで連動させるのではなく、あえてみんなで同時にボタンを押して、何度もリテイクしたり、何か懐かしい感じもして、いい思い出になりました。