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FusicAdvent Calendar 2016

Day 23

非エンジニアだった自分からみたエンジニア

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はじめまして、Hirotakuです。
新卒2年目で、プログラミング歴も2年目。
主にCakePHPで、自社サービスの開発・運用を担当しています。

諸先輩方がゴリゴリ技術の話をしている中、
自分は、エンジニアという仕事について
非エンジニアだったときの目線もふまえつつ、
ちょっと真面目に考えてみようと思います。

エンジニアという世界

学生時代、天文学を先行していた自分にとって
エンジニアという仕事は、全く持って未知の世界で
まさか仕事にするとは思ってもいませんでした。

それが出会いとはひょんなもので、
様々ないきさつの果てに弊社と出会い
今、こうしてエンジニアという仕事をさせてもらっています。

そんないわゆる 非エンジニアであった自分にとって
エンジニアの世界は独特と表現するのが相応しい世界でした。

"あたりまえ"の技術(情報)共有

この仕事に就き、エンジニアという世界に触れて最も印象的だったのは、
「自分の技術(できること)をあますことなく、世界に向けて発信していること」でした。
というのも、自分の中で"技術"というものは、
「その人個人ないし企業における財産」だと思っていたからです。
これは製造業に携わっている父の影響もあるかもしれませんが、
"自分にしかできないこと"を簡単に人に教えるなどもってのほか。
そのために特許があるのではないか、と。

しかし、エンジニアの世界におけるそれはまるで違うもので
「自分が持っている技術を"互いに"共有し合い、よりよいものづくりをしていこう。」
という考えが、ごくあたりまえに根付いています。
これはエンジニアや情報系の事業に携わる人達にとっては当たり前のことなのかもしれませんが、
自分にとってはとても衝撃的でした。

弊社の先輩方も例に漏れず、自作のプラグインなどを公開していますが、
そういった仕事におけるクライアントに対してだけでなく、
同業の仲間たちに対しても働きかけることができる
というのはとても素敵なことだと思っています。

他の業種に置き換えて考えてみてください。
同じように同業種で情報を共有し合い、
助け合っている人達って少ないのではないでしょうか。
ましてや、"モノづくり"の業界においてです。

工数という概念

また、工数という考え方もエンジニアならではかと思います。
良くも悪くも、エンジニアという"仕事"にとって工数は切り離せない存在です。
というのも、情報系を学んでいる学生が工数を意識することはそうないはずで、
エンジニアという仕事がビジネスであるがゆえに生じている考え方だと思っていて、
この工数という考え方があまり世間に認知されてないがために、
エンジニアという仕事に対して誤解を生んでいる場合があるのではないでしょうか。

どんな誤解か。
それは、"システムは安いモノ","簡単に作れるモノ"であるという誤解です。

システムはタダでは作れない

受託開発をされている方は、クライアントに対して見積りを提出した際に、
「こんなに高いんだ」と、言われた経験が往々にしてあると思います。

お恥ずかしながら、自分も初めてシステムの金額を知ったとき
「高い」と感じてしまいました。

しかし、これは実際に自分が作ってみて、
工数という概念を理解すると、納得どころかむしろこの金額で...?と思うこともあります。

なぜ「高い」と感じてしまったのか。
自分がエンジニアになるまで、一番知らなかったことは
"システムを作るのには、こんなにも時間がかかる"ということでした。

あまりにも簡単に、そしてあたりまえのように
あらゆるものがデジタルに移り変わっている中で、
誰もがシステムに触れられるようになり、
どこかシステムが軽視されているのではないかと
危機感を感じています。

例えば同じ機能のアプリがあったとして、
無料と有料があれば、わざわざ有料を選ばないと思います。
先日、某ゲーム会社からリリースされたアプリでは
続きのステージをやるのに、料金が発生しただけで避難されていました。
ゲームってもともと買って遊ぶものだったはずです。

世間にはわたしたちエンジニアの"工数"は見えません。
だけども、システムは簡単に作れるものではない。
時間をかけて、手作りで作っているものだと知ってもらえたら、
こういった"誤解"も違う方向に向かうのではないかなと思っています。

もっとエンジニアはリスペクトされるべきである

シリコンバレーミッション(https://fusic.co.jp/doings/126)
へと参加した弊社の先輩も言っていましたが、
エンジニアはもっとリスペクトされていい職業だと思っています。
こと、日本においてはエンジニアの立ち位置というのは
あまり高くないように思えます。

自分自身、エンジニアという仕事に就いて
すごく夢がある仕事だと感じています。
カッコよく言えば、クライアントの夢を叶えているわけです。
プログラミングという必殺技で、困っている人を助けることができるわけですから!

プログラミングが義務教育へ導入されようとしている背景の中、
エンジニアという仕事がどういった仕事であるのか。
みなさんが得意とする情報発信を活かし、
もっと世間に対してエンジニアを知ってもらうことによって
エンジニアという"仕事"がより輝くのではないでしょうか。

自分も一人でも多くの人に、
エンジニアってこんなに素晴らしい仕事なんだよ
と、伝えられるエンジニアになりたいな、と思った次第です。

最後まで読んでくださった方、
とりとめのない話になってしまいましたが、、
ありがとうございました。

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