はじめに
以前、私は別の記事で以下のようなことを書いていました。
研修講師アシスタントをしていて、以下のような学びがあった
・視点が増えた
・言語化能力が鍛えられた
その記事では具体的なエピソードがなく、ただコレができるようになりましたという報告でしかない状態でした。
具体的にどのような意識をしたのか・どのような練習をしたのかという情報は実は需要があるんじゃないかと思ったため、記事にしてみることにしました。
※以下が該当の記事
この記事に書いてること
この記事では、研修講師アシスタントの経験を通じて「俯瞰的視点」と「言語化能力」をどのように鍛えたのか、具体的な練習法を紹介します。
- 視点が増えた(俯瞰的視点)
- 言語化能力が鍛えられた
- 俯瞰的視点と言語化能力の関係
- 特訓後の具体的な変化
視点が増えた
本記事でいう「視点」とは、俯瞰的な視点(物事を広く見渡す力)を指しています。
日頃から、目的や構造を意識したアウトプットを心がけていました。
具体的にどのような練習をしたか
- 暗黙の条件が存在しないかを意識した
文章の話で例えると、既に書かれている情報と今書いている情報のみで内容が伝わるか?ということを強く意識していました。
とにかく条件を後出ししないように意識しました。
- 常に、話や文章の構成を意識して取り組んだ
今なんの話をしているか?この話の目的は何か?を意識するようにしていました。
また、その目的に対して、関係ない話をしていないかの意識をするようにしていました。
- とにかく、いろんなところに疑問を持って、そのたびに立ち止まって思考するようにしていた
自身にバイアスが掛かっていることを認識しておくようにしていました。
また、資料作成や説明をするとき、同じ資料を見せる・同じ説明をしたときに1年後の自分(直近の作業を忘れてしまった状態の自分)は理解できるか?ということを意識していました。
言語化能力が鍛えられた
言語化能力に関しては、人の説明を聞いたときや何かの記事を見たときに、とにかく自身の言葉で言い換えてみるということをしていました。
具体的にどのような練習をしたか
- AIなどを駆使して、そもそもの語彙を増やした
どうしても説明が難しいときは、AIに一度説明させて、どのような言葉で説明しているか?を確認するようにしていました。
そのあと、AIの言葉をできるだけ使わずに自分の言葉で言い換えるような練習をしていました。
- 抽象的な説明を具体例に落とし込むような練習をした
説明をするとき、例え話を使うようにしていました。
また、自身が説明を受ける側になったときに、つまりAということで良いですか?と自分の言葉に言い換えて認識合わせするように心がけました。
- 自身の思考を文章にまとめる練習をした
何かトラブル対応した際に判断基準をメモに残すようにしました。
具体的には、自身の作業において複数案を比較検討し、そのメリット・デメリットを記載したり、A案を採用した理由をメモするようにしていました。
Qiitaで記事を書くことも練習のひとつです。
- 積極的に説明する役割を受けて、場数を踏むようにした
定例会議で積極的に発言したり、説明や状況の共有が必要な際に上司に頼み込んで役割を任せてもらえるようにしていました。
俯瞰的視点と言語化能力の関係
俯瞰的視点と言語化能力を鍛えたことで、この2つが相互に作用しているということに気付くことができました。
個人的な感想ですが、俯瞰的視点によって今まで見えていなかった情報を拾えるようになり、言語化能力によって拾った情報を整理・理解しやすくなったという印象があります。
その結果、インプットした情報をより深く理解できるようになり、アウトプットにも活かしやすくなったと感じています。
俯瞰的視点の強化の影響
疑問に思うことが増えたおかげで、今までスルーしていた課題をキャッチできるようになり、必要な情報をうまく拾えるようになったと思います。
また、1つのことから拾える情報の幅も増えたと思います。
言語化能力の強化の影響
俯瞰的視点によって新たな課題をキャッチできるようになり、その課題について考えたことを言語化することで、思考を整理できるようになりました。
思考を整理して言葉にすることで、単に情報を覚えるだけではなく、「なぜそうなるのか」まで理解しやすくなり、結果として別の場面でも応用しやすくなったと感じています。
特訓後の具体的な変化
[この資料のXXという箇所を修正してください]といった依頼に対して、
以前は指示された箇所を修正するだけだったのですが、
なぜこの修正が必要なのか?指摘した意図は何か?を考えるようになったことで、同じような指摘を受けていたであろう箇所を先回りして確認・修正できるようになりました。
もう少し掘り下げると、以下のようになります。
「なぜXXを修正する必要があるのだろう?」
↓
「この表現だと、機能の依存関係や動作する順序がわからないから?」
↓
「同じような表現を使っている箇所を確認しよう」
↓
他の箇所も確認・修正
また、目的や意図を理解することで、次に同じような失敗をしづらくなりました。
おわりに
機会に恵まれたことで、指示されたことをやるからその指示の目的や背景を意識できるようになりました。
この記事を書いていて思ったのですが、曖昧にしないという意識を持って自身の言葉で言い換える。
この反復練習をするということに尽きると思います。
インプットからアウトプットまでを通して、相手の反応というフィードバックをもらいながら調整していくことが大切なのだと感じています。