はじめに
この記事は技術研修講師のアシスタントを通じて得た学びと、反省すべき失敗の備忘録です。
私はSES企業で、技術研修の研修講師のアシスタントをしていました。
つまり指導側を体験してきたのですが、初めて経験することばかりでかなり苦労していました。
ただ、反省点も含め、得られるものは多かったと思っています。
あと数日で研修講師のアシスタントも終了するため、得たものを忘れないように備忘録として残しておこうと考え、この記事を書きました。
指導側の経験から得たもの
指導側を体験して得ることができたものは、おおまかに以下の2つです。
- 視点
- 言語化能力
今まで経験したことのない立場を体験することで、責任感を持って仕事や技術に取り組むことが、自身の成長につながるのだと実感しました
視点
新たなことを体験し、明らかに作業者でしかなかった頃の自分よりも視点が増えたと感じています。
特に、この説明や文章が人からどのように見えるか?という俯瞰的な視点が育ったと思います。
俯瞰的視点が育ったことで疑問に思えることが増えたため、成果物を作成するとき以下のことを意識できるようになりました。
- 読みやすいドキュメントか?
- 拡張性、可読性は高いか?
- 暗黙的な前提条件はないか?
視点が増えたことで、本当にこれでよいのか?という疑問が生じるようになり、立ち止まって考えられるようになりました。
言語化能力
教えるために、いろいろと説明しなければいけないことが多く、かなり言語化する特訓になりました。
特にレビュー指摘をする際は、しっかりと理由をつけて指摘しなければいけないため、言語化能力を求められたかと思います。
なんとなくその処理は無駄に感じる。なんとなく文書の構成が見づらい。 といった指摘では納得してもらえないので、かなり苦労しました。
また、本当の講師であるベテラン技術者の方に説明や相談をする際に、曖昧な説明をしてしまうと嫌な顔をされるので、そこでも言語化能力を鍛えることができたかと思います。
終わりに
学びや成長があった一方で、チーム運営としては正直うまくいかなかったです。
反省点はいくつかあるんですが、以下を特に反省しています。
- 正しいことに固執して、人の気持ちを考えていなかった
- 人のことを理解できず、正しい理論があればそれで充分と考えていた
- 人を信頼できず、人間関係の構築ができなかった
- 意欲がないように見えるメンバーとの関わりを諦めてしまった
- 研修生が自走できる人材である前提で仕組みが作られていた
仕組みの不備もあったと思いますが、結局は、自身が理解できない人・感情にうまく向き合えなかったことが致命的に良くなかったです。
ただ、この反省点も得たものの1つで、先につながるものであると信じています。
納得できる理由や説明さえあれば、自分の非を認め、自分の意見をアップデートしていくなど、正しさやロジックに対して真摯に向き合おうという気持ちは強く持っていたのですが、人との関わりではうまく機能しませんでした。
機会があるか不明ですが、後輩ができたらもっと人を理解する努力をしようと思います。
追記(後日談)
たまたま会社の方とお食事する機会があり、私が研修講師アシスタントから抜けたあとの研修のことを教えてくれました。
研修生が仲間内に逃げてしまった。ということを問題視していたのですが、結局は自身の余裕のなさが伝わってしまった結果の事象だったようで、ハッとしてしまいました。
相手だけが悪いという考えはあまり持たないようにしていたのですが、どこか自分の行動を振り返れていなかったのだなと反省する良い機会になったと思います。
また、[終わりに]で記載していたような、相手を理解しようと努力したいという振り返りは少し違っていたのかもしれないと感じました。
理解できなくても、リスペクトしていればおかしなことにはならないはずだと思うようになりました。
今後はリスペクトの精神で生きるよう努力しようと思います。