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今回は、要件定義書を「ゼロから書く」作業から解放する話です。議事録、As-Is、To-Be、比較表…素材は揃っているのに、最後に手が止まる。理由は単純で、「新しく書く」仕事だと感じるからです。
要件定義が止まるのは「白紙のプレッシャー」
要件定義書は、読み手が多い。だから綺麗に書こうとするし、失敗したくない。
・空のテンプレートを開いた瞬間に手が止まる
・文体が揃わず、章ごとにトーンがぶれる
・現場の言葉が、急に固い文章になる
結果的に素材はあるのに書きだしに時間がかかる。つまり面倒なんですよ。
「全部まとめて流し込む」だけでいい
しかし要件定義の本質は、新規執筆ではなく統合作業です。
・議事録(決定/未決/次アクション)
・As-Is図(現状の流れ)
・To-Be案(候補と理由)
・選定比較表(Fit-Gap)
これらをシステム的にどう表現すべきか?をまとめたのが要件定義書になるのが理想です。
なのでこれらをAIにまとめて渡して、標準テンプレートに流し込ませる。一旦これでたたき台を作っちゃおうという感じです。
PMの仕事は「執筆」から「編集」へ
AIが出す初稿は完璧ではありません。でも、白紙から書くより100倍速いです。
・抜けている用語を補う
・現場に合わない表現を直す
・決定事項の言い回しを揃える
下書きをAIにさせてPMの仕事は執筆ではなく編集・承認に変わる。
私はこの変化が、要件定義の生産性を大きく上げると思っています。
形式より「素材の揃い方」が効く
正直、要件定義書を出すのに特別なフォーマットなどを用意してないです。要件定義書って大体決めたいことは決まっているので、AIも「要件定義書作って」だけで代替理解して作ってくれます。
大事なのはテンプレートよりも、素材が揃っていることです。
・議事録で決定事項が分かれている
・As-Is/To-Beが言葉になっている
・比較表で判断軸が整理されている
この素材が揃っていれば、AIは自然に章立てを作ります。形式より中身。ここが要件定義で一番効きます。
次回は第8回「プロトタイピング」。
要件定義が固まった後、合意を“見える形”で前倒しする話に入ります。
